共産党柏原市政対策委員長 江村じゅんのブログです。

2022年(令和4年)3月市議会での議案質疑(1)

令和4(2022)年第1回定例会で、日本共産党柏原市会議員団を代表して、議案に対する質疑を3月15日おこないました。連載いたします。
市議会議員になって3月30日で半年を迎えました。「日本共産党」の代表として質疑・質問するのは初めてのことでした。ちなみにネクタイはウクライナカラーです。

みなさん、おはようございます。3番議員、日本共産党の江村淳です。日本共産党柏原市会議員団を代表して議案に対する質疑をおこないます。

質疑に入る前に、一言述べさせていただきます。

 去る2月24日、ロシアがウクライナを侵略したことに、断固抗議いたしますとともに、即時停戦と撤退を求めるものです。この立場から、柏原市長と柏原市議会議長の連名で抗議の意思を表明されたことに、賛同いたしました。今なおロシアが、核兵器の使用をちらつかせながら、原子力発電所などを攻撃していることは断じて許されるものではありません。

3月6日、「ロシアのウクライナ武力侵攻に抗議する緊急長崎集会」が開かれました。そこで採択された「アピール」を、共感をもって紹介します。

「核兵器の使用がもたらすものは、広島と長崎への原爆投下が示しているように、大量破壊と非人道的な破滅的結末しかありません。プーチン大統領のこれらの発言は、人類と世界に対する挑戦であり、『核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない』との核保有五カ国の共同声明にも反するものです」。

これに続けて、「日本では安倍元首相、自民党の一部政治家や日本維新の会から、日本の『核共有』について議論を求める声が上がっています。議論を呼びかける名目で、国是である『非核三原則』を揺るがそうとするこれらの動きは容認できません。

 戦争被爆国である日本は、核兵器の使用と威嚇をさせないために率先して行動すべきです。いま議論すべきは、核兵器禁止条約への参加と核兵器によらない安全保障の実現です。私たちは日本政府に対して核兵器禁止条約への参加を求めます」。この被爆地長崎からの声は非常に重いものがあります。

日本共産党は今年、党を創って100年、戦争反対、あらゆる覇権主義を許さない、核兵器のない世界をめざして活動してきました。いま、100年の歴史をかけてたたかう決意です。

いま、新型コロナウイルスの猛威は続いています。国民の苦難を解決する立党の精神を活かして、命とくらし、営業を守るために、今議会でも全力をあげる決意です。

 

それでは最初の質問項目に入ります。

整理番号62 報告第1号、専決処分報告について
令和3年度柏原市一般会計補正予算(第12号)歳出(款)3民生費(項)1社会福祉費(目)12住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業費についての質問です(議案書P7)。
この住民税非課税世帯などへの給付金の給付の現状や進捗状況についてお尋ねします。

 

<答弁1>

「確認書」を1月28日から8619名に郵送し、3月1日現在7004名から返送があった。
家計急変などは1月31日に窓口を設置し、3月1日現在110名から申請があった。

 

<質問2>

「確認書」が1月28日から郵送され始め、8割超す返送があったこと。返送のあった方には、2月22日、3月1日、8日に振込み、約5300世帯への給付が完了していること。家計急変世帯などからの申請は110名、という答弁でした。

国が給付の方向性を示して以来、生活に困っている市民からの期待は大きく、「子育て世帯への給付金は支給されましたが、生活の苦しい私たちにはいつ給付されるのですか」などの声を聞いていました。

この間、市民から市役所に声は寄せられていますか? お尋ねします。

 

<答弁2>

「確認書」の記載方法、振込時期に関するもの。返送の勧奨、申請方法などの周知に取り組む。DV(家庭内暴力)への対応や支給に努める。

 

<質問・まとめ3>

「確認書」の記入の仕方や振込時期の問い合わせ。「確認書」が届いてもそのままになっている方への返送の働きかけ。家計が急変された方や申請が必要な方へのお知らせ。家庭内暴力(DV)などで柏原市に避難されている方への速やかな支給など、努力されていることは理解しました。

私のもとにも、「収入が大きく減った時の計算の仕方が分からない」と「家計急変の支給条件」の問い合わせもあります。広報かしわら3月号にも紹介されていますが、「分かりにくい」との声があります。疑問や気になったら、気軽に問い合わせてもらうことです。

他の市町村から転入された方や、確認書が届いていても返送のない方などに、引き続き制度を知らせることが大事と考えます。とくに家計急変世帯へは、ホームページやSNSはじめ、あらゆる方法を使ってお知らせすることが重要です。

新型コロナの影響も依然深刻なため、申請締め切りの9月30日までの継続した努力をお願いします。

 

続きまして、整理番号63
議案第1号、令和4年度柏原市一般会計予算、歳出(款)2総務費、(項)1総務管理費、(目)4財産管理費。市内循環バス運行管理費2492万8千円の事業内容について質疑いたします(予算書P89)。
市内循環バスの運行や管理に関わる予算約2500万円で、令和3年度と4年度の違いについてご説明をお願いします。

<答弁1>

増額項目の①運転手の継続雇用によるもの、②燃料費の高騰によるもの、③バスの新規リース契約によるもの。新規項目は、循環バスにイオン発生機を設置するもの。

 

<質問2>

増額の項目は、①運転手の継続雇用、②燃料費の高騰、③バスの新規リース契約で、新規の項目としてコロナ対策のイオン発生機の設置との答弁でした。

ということは、運行管理費のなかで、運転手報酬は4人分で、昨年度と比べて増えていません。今でも緊急時のバックアップ体制をとるなど、限られた予算のなかで職員は努力されています。

私は昨年12月市議会で、コースの変更や増便、土曜日・日曜日の運行など、循環バスの充実を要望しました。とくに土日運行しようと思えば、運転手を増員しなければ対応できません。土日の運行を検討しているのでしょうか? お聞かせ下さい。

 

<答弁2>

循環バスの将来的なあり方について検討してまいります。

<質問・まとめ3>

循環バスの運行について、「将来的なあり方を検討する」とのことですので、お願いします。そのなかに、ぜひ土日運行についても検討してください。

去年、橋本みつお議員がおこなった「市民アンケート」では、循環バスの充実を望む声で、土日の運行が36%、便数を増やすが23%、満足しているが21%、路線の拡充が20%でした。

 

最新の「市民意識調査(令和4年2月)」では、満足度と重要度の乖離が大きい順位の6位が「公共交通」となっています。

「交通空白地・不便地」の解消を――狭い道の多い本郷地域でのワゴン車の運行、山間地である畑地域ではデマンドタクシーと組み合わせるなど、改善の努力もお願いします。繰り返しの要望になりますが、現在でも運行や管理に努力されているので、予算の増額を切に求めます。

<→次回につづく>

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