共産党柏原市政対策委員長 江村じゅんのブログです。

12月市議会での江村質問③

12月市議会(12月13日)でおこなった初質問のつづきを紹介します。3項目の質問は、浸水対策や豪雨対策・治水対策を強化することについてです。

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整理番号37、都市整備。浸水・豪雨対策の現状と強化する考えについて、質問いたします。
近年、異常気象に伴う想定以上の豪雨によって、水害や土砂災害などが発生しています。水害は大きく分けて、河川で発生する浸水と、都市部で発生する浸水がありますが、短期的な集中豪雨で発生する浸水についての対策や方針についてお尋ねします。

 

<答弁1>

都市部で発生する浸水に対し、国分排水区では雨水ポンプ場の建設など浸水対策を行っている。また、「ストックマネジメント計画」に基づき、老朽化する雨水ポンプ場施設の長寿命化や改築更新に取り組んでいる。
この他、過年度に局地的な浸水被害が発生した箇所では、既存施設の改良や浸水対策用のマンホールポンプの設置などの浸水対策を検討している。
しかし、多額の費用が必要であり、一度に出来ないため効率的・効果的に整備を進める。

 

<質問2>

浸水対策では、厳しい財政状況のもとでも、計画的、効率的、効果的に整備を進めて頂いていることは理解いたしました。
今年8月、玉手町に住む方から、「豪雨の時に、水路があふれそうになって怖かった。これまで何度も浸かっているので何とかしてほしい」との声が寄せられました。
今年度に取り組む事業のなかで、玉手ポンプ場関連の工事をおこなってもらっていますが、具体的な工事内容についてお尋ねします。

 

<答弁2>

玉手町のデイリーカナート南側の水路にある「玉手ポンプ場」は、大雨の際、雨水を円明水路の下に敷設された管渠に強制排水している。この管渠の調査で、流水を阻害する物が発見されたため、取り除く工事を行う。

 

<質問3>

浸水対策について全体的、個別的な対策について理解しました。浸水対策を促進していただきたいと思います。

次に、大和川の治水対策について伺います。特に2017年(平成29年)10月の台風被害は、「いまだに雨が降るとあの時のことを思い出す」という、多くの住民の記憶に残るものとなっています。大和川の増水による、国分市場地区の越水について、その後の治水対策について伺います。

 

<答弁3>

国分市場地区の大和川左岸側では、大和川河川事務所により、平成28年度から平成29年度にかけて、築堤の設置工事を実施。
令和3年3月30日、国の「大和川水系流域治水プロジェクト」にも位置付けられた。
令和3年度は、11月から築堤の区間を下流に延伸する工事に着手され、令和4年の出水期までの完成と聞いている。

 

<質問4>

先日、大和川の築堤工事の現場を見てきました。治水対策の促進で、住民や被害にあわれた事業所の方も安心できるのではないでしょうか。

大和川の大阪府内の流域には、堤防の高さが低い「重要度A」ランクとされる危険な場所が20カ所あり、その内9ヵ所が柏原市内となっています。日本共産党は、2018年7月、大阪国政事務所と大和川流域の市会議員団が共同して、国土交通省近畿整備局と大和川河川事務所に対して、治水対策を早急に完了するよう要望しました。

引きつづき浸水対策・豪雨対策を強化し、来年春の「都市計画マスタープラン」の改定にも生かしてもらいたいと思います。私がこの間参加しました「全国治水対策促進全国大会」では、各地の被害の実態から治水の重要性を学ぶとともに「気候変動等をふまえた治水事業の加速」も決議されました。ぜひ「マスタープラン」も気候変動に対応したものに改定されるよう要望します。

(次の質問につづく)

 

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