くらしの相談、市政への要望は日本共産党柏原市会議員団までお気軽にお寄せください。

活動報告

2024年3月

4月の市役所控室の相談日

市役所5階の日本共産党の控え室。

 

橋本、江村議員がお話をお聞きします。

電話は、市役所代表(072*972*1501)です。

3日( 水)、10日(水)、17日(水)、25日(木)

相談時間帯は、10時~14時です。

 

橋本みつおには、大県事務所(973*1660)にかけて頂き留守番電話にメッセージを入れていただくと携帯に転送されます。

柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について反対討論

令和6年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について反対討論を紹介します。

日本共産党柏原市会議員団の橋本みつおでございます。

私は、議案第5号 令和6年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について反対の立場で討論を行います。

 

委員会審議で明らかになりましたが、令和6年度の75歳以上の方の後期高齢者医療保険料は、みなさんが値上げになります。

 

例えば、月額年金収入10万円の方では、813円の値上がりで年間17151円になります。

年金が月額20万円の方の保険料は、8192円の値上がりで15万9397円になります。

 

令和4、5年の第8期と比べると令和6、7年の第9期の平均保険料は、推計1人あたり98666円となり8002円の引き上げになると言う答弁もありました。

 

令和4年10月から国の制度により、一定以上の所得の方は、1割負担から2割負担と2倍の医療費負担になりました。

柏原市では、5人に1人の約2000人の方の医療費の負担が2倍になりました。

 

75歳以上の高齢者は、最も病気にかかりやすく、治療にも時間がかかる世代です。

2割負担をする政府の最大の理由は、国の社会保障費の削減です。

 

2割負担導入で最も減るのは年間980億円の削減となる公費です。

2008年に後期高齢者医療保険制度が導入された時は、公費負担割合は50%でした。それが現在は47%に削減され、75歳以上方の保険料の負担になっています。

 

物価高騰の中、高い介護保険料を払いそのうえ75歳以上の高齢者の保険料や医療費の新たな負担増は認められません。

政府は後期高齢者医療制度への国の予算を増額して、高齢者が安心して医療にかかれるようにすべきであることを申し上げて、議案第5号 令和6年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算に対し反対の討論といたします。

ご清聴ありがとうございました。

 

起立採決の結果、反対2(共産党)賛成13(自民・維新・公明・参政党)で可決されました。

 

介護保険事業特別会計予算に対しての反対討論

令和6年度柏原市介護保険事業特別会計予算に対しての反対討論を紹介します。

 

日本共産党柏原市会議員団の橋本みつおでございます。

私は、議案第4号令和6年度柏原市介護保険事業特別会計予算に対して、反対の立場から討論を行います。

 

反対する第1の理由は、3年ごとに策定する介護保険事業計画の第9期である令和6年から8年度の介護保険料が値上がりするからです。

 

基準保険料である第5段階は、月6102円から485円増額され、6587円になります。

年間では、73230円から79050円になり5820円もの負担増です。

 

これにより、65歳以上の介護保険料は、全世帯が値上げになります。

 

第8期でため込んだ介護給付費準備基金は、4億円は取り崩されましたが、1億7千万円は、残されています。全額を入れていれば介護保険料は下がっていました。

 

反対する第2の理由は、国の政治の責任です。

介護保険財政の構造として、50%が公費です。公費の割合は、国が25%、大阪府・柏原市がそれぞれ12、5%です。国会において、日本共産党は、国の負担を25%から30%へ増額するよう求めています。

 

委員会の答弁でも明らかになりましたが、仮に30%を国が負担すると今回の基準保険料が1574円引き下げとなり5013円になり、全世帯が値下がりになっていました。

 

今年の年金改定率が2、7%で、昨年の物価上昇率3、2%を下回ており実質の所得は下がっています。第2次安倍政権以降の12年間で公的年金の減額が年金約1か月分に相当し、消費税率は2倍になっており、年金生活者の暮らしは、ますます苦しくなっています。

 

介護保険料算定に反映される介護給付の見込みには、訪問介護の報酬引き下げや今年夏からの「多床室の有料化」などが盛り込まれています。さらには、第9期中に利用料2割負担の対象拡大も国で検討が進められていることはとんでもありません。社会保障のためと言って、増税した消費税は、大企業の法人税穴埋めに消え、むしろ社会保障における自己負担を次々と引き上げてきた国の責任は重大です。

 

介護保険制度が始まって24年目を迎え、改定の度に値上してきた保険料は、約3倍にも膨れ上がり、暮らしに大きな影響を及ぼしてきました。

 

その上、コロナ・物価高が続き、暮らしの困難さはコロナ前に戻るどころか、ますます厳しい状況です。にもかかわらず、同時期に、後期高齢者医療も国民健康保険も大幅値上げです。

 

介護も医療も保険料が相次いで値上げの背景は、国が軍事費を拡大させる一方で、社会保障費抑制路線を続けてきたからです。柏原市も国に対し国庫負担を大幅に引き上げることをもっともっと要求すべきです。

 

同時に上程されされています、「議案第18号 柏原市介護保険条例の一部改正について」の条例により第9期である令和6年から8年度の介護保険料が値上がりなります。

以上で、議案第4号令和6年度柏原市介護保険事業特別会計予算に対し反対の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。

 

起立採決の結果、反対2(共産党)賛成13(自民・維新・公明・参政党)で可決されました。