高齢者の生活実態の把握と施策の改善について(市政②)
本日(7日、金、🌌)は、JR柏原駅東口で駅宣伝📢をおこないました。
今日は、後援会の皆さんにも参加して頂き、柏原民報を配布して頂きました。
励ましの声かけも頂き、元気よく訴えできました。
午前中は地域の訪問活動を行いました。
自民党への怒りを強くかんじました。
電柱が危険⚠と言う要望もお聞きしました。
午後からは、初めてニュー橋本みつおノボリでいつものスタイル(自転車)で宣伝📢をしました。
流しもしながら、スポット演説です。
昼間でメチャクチャ暑かったので人通りは少なかったですが、期待していただいていることがよくわかりました。
1人宣伝📢なので私の写真はありません。
夕方からは、生活相談が2件あったのでお話しを聞きに行ってきました。
連載中の平成29年度6月議会で日本共産党柏原市会議員団を代表し、橋本みつおが行った「冨宅市長の市政運営方針」
と「議案及び一般質問」の質問・質疑を紹介していきます。
事前に用意した質問原稿なので、本番は、削ったり、予定にない発言もしています。
また、答弁も簡略化しています。
詳細は、後日にアップされる、議会議事録をご覧ください。
「安心して歳を重ねられるまちづくり」とありますが、
高齢者の暮らしや生活実態を市長として、どのように認識され、
どのような施策を行い改善されていくお考えがあるのかお尋ねいたします。
市長(高齢者の実態把握をするため、アンケート調査をおこなった。この結果を受けて、計画し施策を展開していきたい。そして、地域包括ケアシステムの構築を推進していきたい)
私がお尋ねしたのは、高齢者の暮らしや生活実態を市長として、どのように認識されているかでした。
答弁では、「高齢者の暮らしの状況などは、調査をし、生活状況を把握する」と言われました。
(資料③)ここに、今年3月に大阪府が出しました、第4回高齢者の生活実態と介護サービス等に関する意識調査報告書の概要版があります。
この調査目的は、大阪府に居住する65歳以上の高齢者を対象に、日常の生活状況や介護サービス等についての意識を把握し、
今後の大阪府の高齢者保健施策や介護保険制度の運営に資する基礎資料を得るために実施されました。
調査地域は大阪府内全域で65歳以上の府民5610人を対象に行われました。
私は、これを見て、高齢者の方が置かれている状況や実態を把握することが出来ました。
まず、日常生活の状況では、「日々の充実感」の問があります。
充実感がないと回答された方が全体の15%を占めています。
日々の充実感の有無は暮らし向き、暮らしの安心感とも、相関関係があることが示されています。
そして、「生きがいを感じている事」の問では、
「友人・知人との交流」が46%、孫や子ども、若者などの交流」が37%で、逆に生きがいが特にないと回答された方は、14%でした。
特にないと回答された年齢層を見ると年を取るとともに比率が上がり、85~89歳が27%、90歳以上では40%の方が生きがいがないと回答されています。
「日常生活上の不安や悩み」の問では、
「自分の健康状態や病気のことが最も多く46%を占めています。
また、年齢層があがるほど、「話し相手がいない事」が増える傾向がわかります。
また、「日々の暮らし向き」の問いでは、やや苦しい、大変苦しいが19%を占めています。
特徴は、持ち家に住まれている方に比べ、借家にお住まいの方の方が約2倍ほど苦しいと回答されています。
また、要介護でいえば、介護度が上がるほど苦しいと答えた方が多く、要介護4では、30%の方が苦しいと回答されています。
最後に、「介護保険の負担と給付についての考え方」の問では、
「国や地方自治体などの公的負担をもっと増やし介護保険料が上がらないようにすべきだ」が50、7%を占めていました。
この結果は大阪府下全体のデーターですが、柏原市にお住いの方にも共通しているのではないでしょう。
ここにある第4回高齢者の生活実態と介護サービス等に関する意識調査報告書は、3月にだされた訳です。
当然、担当部局もお持ちであると考えます。
答弁では、「高齢者の暮らしの状況などは、調査をし、生活状況を把握する」と言われましたが、
本来、この6月議会において、色々な手だてを提案するべきであったと考えます。
柏原市の高齢者の方が置かれている実態をのべます。
年金暮らしをしている方に焦点をあて、お話をします。
75歳以上の方を除けば、多くの高齢者の方は国民健康保険に加入されています。
ここに平成28年度7月本決定時点の所得段階別世帯を示した資料があります。
確かに自営業者の方など年金受給者以外の方もおられますが、所得200万円以下の世帯は、全体の88、73%です。
もちろん1人暮らしの方も含まれますが、夫婦2人の1年間の合計所得が200万円以下の方が約9割を占めています。
そして、柏原市の国民健康保険は、国の示すモデルケースでは、大阪府下43市町村の中で、上から6番目に高い保険料です。
次に介護保険料をみると、基準保険料が大阪府平均5711円に対し、柏原市は、6407円で、月額696円も高く、
43市町村の中で、上から3番目に高い介護保険料になっています。
高齢者の方の暮らしをこの2つの保険料が大きく圧迫しています。
これに加え、柏原市の公共下水道料金は、6番目に高い、
公共下水道料金も含めた水道料金は、12番目に高い。という事実があります。
市長は、「安心して歳を重ねられるまちづくり」を目指すと言われますが、
これでは、全く安心して暮らすことすらできないのでは、ないでしょうか。
市長の答弁を求めます。
市長(各保険制度を維持すること、ライフラインを確保することは、必須事項です。そのため、利用者に応分の負担を求めることは、必然である。今後、負担軽減に向け、無駄遣いゼロの財政運営を進めていく」
利用者負担の軽減に向け、無駄遣いゼロを進める。
何を持って無駄使いとお考えでしょうか。
答えは、市民目線です。
「安心して歳を重ねられるまちづくり」を目指すとも言われ、
「日本一住みたいまち柏原の実現のために全身全霊を捧げる覚悟であります。」と
言われた冨宅市長の1番の仕事は、自治体の原点である住民の福祉と暮らしを守るという考えにたつことです。
そして、その思いを職員に伝えることです。
自治体職員が変われば、自治体は変わります。
公務の仕事の非正規化や民間委託が進む中、公務が、危ないいまほど、きちんと仕事ができる自治体職員が求めれます。
自治体職員は、憲法に基づき、行政法の知識と経験を駆使して、適正な行政手続を行わなければなりません。
そのためには、自分でもっと勉強しければなりません。
しかし、自分で勉強するには、限界があります。
そこで、まずは、職員同士で色々な問題について、考える必要があります。それでも限界はあります。
住民の福祉の増進が目的なのだから、住民と対話することが大切です。
知恵や工夫をもらえる住民との学びの交流こそが自治体職員の命です。
だからこそ、自治体職員、公務員の仕事は、魅力的で面白いのです。
以上、ルル申し上げましたが、以前自治体職員をしていた、冨宅市長には、理解していただけると考えます。
こういう市役所組織を作ってください。
そして、柏原市で働く職員さんは、今以上に知恵をだし、汗をかいてください。
次にまいります。
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