日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

2024年6月

原水爆禁止国民大平和行進が柏原市へ

30日(日)は、議会制度の国際デー日。

 

しんぶん赤旗の配達。

 

第5日曜日なので大県事務所へ。

 

引きつづき配達をしました。

 

途中、たまに雨が降ったりと想定外でした。

 

大阪民主新報の記事。

大阪万博。

 

5月7日和歌山県橋本市を出発した原水爆禁止国民平和行進が大阪府柏原市に入りました。

その後、行進団は広島に8月4日に到着し、15日に集結します。

 

今日の行進は、八尾市・東大阪市へまで向かいます。

7月7日には、池田市役所から兵庫県川西市へと引き継がれます。

 

雨が心配されましたがギリギリセーフ。

 

清水ただし元衆議院議員が挨拶をされました。

 

通し行進者の方もお元気でした。

 

日本共産党ののぼりを掲げました。

 

多くの警察官の警備があり、新田ゼラチン前で柏警から八尾警にバトンタッチされました。

 

ご協力ありがとうございました。

 

風が強くのぼり持ちも大変でした。

 

八尾市の公園まで2時間30分歩きました。

 

足ががくがくです。

1,5キロ体重が減っていました。

 

水分補給してもとに戻るでしょう。

 

大阪・関西万博催事出展支援事業反対討論

29日(土)は、星の王子さまの日。

学生時代、絵本をもらいました。

 

しんぶん赤旗の配達。

 

記事。

高すぎる大阪の介護・国保料。

 

羽曳野市長選・市議補欠選挙。

 

大県事務所へ。

後援会実行委員会の取り組み日でした。

 

車で訪問活動。

 

終了後は、しんぶん赤旗日曜版を2地域配達。

 

祭りのシーズンです。

 

ベストショット。

 

新型コロナに感染されている方が多くいらっしゃいます。

みなさん、お気を付けてください。

 

午後からは、かしわら男女共同参画フォーラムに出席しました。

講演は、英月氏(真宗佛光寺派長谷山北ノ院大行寺住職)でした。

テーマは、「あなたがあなたのままで輝くために」でした。

深ーい深ーいお話でした。

 

「私を別の私に変える」➡️「私を私に帰る」です。

人生に無駄はない。

 

オープニングのきしもとしおりさんの素晴らしい歌声は、インスタグラムとフェイスブックに投稿しました。

 

江村議員が行った反対討論です。

日本共産党柏原市会議員団の江村淳でございます。

私は、議案第40号 令和6年度 柏原市一般会計補正予算(第1号)のうち、第2表「債務負担行為補正」、追加「2025日本国際博覧会自治体催事出展支援事業」令和6年度から令和7年度まで、限度額2700万円に、反対する立場から討論いたします。

最初に、この補正予算には賛成できる項目も含まれていることを述べておきます。子育て伴走型支援事業やワクチン接種事業、病院事業会計への繰出金などです。これらは、子育てや医療に関わる市民のための大事な予算であり、反対するものではありません。

 

しかし、補正予算に万博関連の「債務負担行為」が含まれていることは認められません。

 

「催事出展支援事業」は2025年の大阪・関西万博で、大阪府と府内43市町村が共同開催するイベントです。

 

「(仮称)大阪ウィーク」は、EXPOメッセでの柏原市の文化・技術の発信、EXPOアリーナでの祭りの展示と実演、大阪ヘルスパビリオンでの健康プロジェクトの発表などが、春・夏・秋におこなわれます。

 

柏原市が実施する万博関連事業は、3月議会で、日本共産党が反対しました。

「子ども招待事業」86万9千円と上限額2123万円の「債務負担行為」に加え、6月議会での「催事出展支援事業」上限額2700万円、合計約4900万円となります。財源は、府に補助金などを要請しているものの、すべて柏原市の持ち出しです。

また、「未確定な部分」があったため、追加となったものです。

 

ところが、万博会場の夢洲で3月28日、かねてから危険が指摘されていた、ガス爆発事故が発生しました。

 

私は3月の「子ども招待事業」の審議の際に、地震などに対する「避難計画」がないこと、熱中症対策の不備、台風被害など、過去の経験から推測される「仮定の危険性」を指摘しました。

 

いま、爆発事故によって「現実の危険」となっています。

 

万博協会は、事故によりコンクリート床の破損と発表し、十分な検証もないまま4月末に工事を再開しました。

しかし、2か月後の5月30日、再調査した結果、床だけでなく、屋根材のへこみと床下のパイプの焦げ跡を発見したと発表しました。

これでは、爆発事故の情報操作、隠ぺいとの批判をまぬがれません。

 

しかも、6月7日には、「発生はない」とされていたメタンガスを検知した図を追加で公表しました。

この図によれば、1月30日から3月13日にかけて合計4回、低濃度のガスを検知したこと。

 

検知場所は、迎賓館、EXPOホール、日本館、大阪ヘルスパビリオンなど重要施設の周辺と印されています。

 

また、爆発が起きたトイレの周辺が、催事出展事業の会場であるEXPOアリーナやEXPOメッセです。

 

ガスの発生は万博会場、夢洲のどこでも起こると専門家が指摘しています。

 

万博協会は、6月24日、極めて限定した場所でのガス濃度測定や換気を行うだけの「安全対策」を発表しました。また、会見で「来場者の安全を守るのが主催者の当然の義務。

開催の前提になるのでそこは信じて来て頂いて、楽しんでください」と述べました。本当に信じられますか?

 

これらを総合して考えますと、万博関連事業を進めていいのでしょうか?そもそも夢洲で万博が開催できるのでしょうか?

 

いま、大阪府内の自治体では、校外学習(遠足)など府の事業であっても、独自に中止の判断をしています。

ガス爆発事故の事後処理や、今後も発生する危険性、「安全対策」も限定的です。万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」と相容れないと考えます。

柏原市は、「催事出展支援事業」を独自に中止すべきであり、「債務負担行為」を行うべきではありません。

よって、令和6年度 柏原市一般会計補正予算(第1号)のうち「2025日本国際博覧会自治体催事出展支援事業」の2700万円の「債務負担行為」に反対を表明して、討論とします。

 

採決の結果、共産党以外の維新・自民・公明・参政党の議員の賛成で可決されました。

国民健康保険証廃止の反対討論

28日(金)は、動物看護の日。

 

しんぶん赤旗の記事。

万博 追加費用。

 

登校見守り挨拶活動。

 

梅雨らしく雨でした。

 

プールかばんを持っていた小学校低学年のお友達。

「プールあるんやね」「たぶん中止になると思います」と答えてくれました。

 

「期末テスト頑張りやー」と言うと「もうクラブあるねん」と返してくれた中学1年生。

傘の花が開きました。

 

旗を持つ右手・右肩がべたべたになりました。

 

市役所へ。

 

最終本会議でした。

日本共産党柏原市会議員団は、3議案に反対討論を行いました。

 

本会議終了後は、柏原市土地開発公社役員会が開かれました。

 

令和5年度柏原市土地開発公社決算を審議しました。

全会一致で承認しました。

 

本日17時が締め切りの議会だよりの原稿作りをし、議会事務局に提出しました。

柏原市広報8月号に掲載されます。

 

今議会は、不安でいっぱいでしたが・・・議会が終わりやれやれです。

 

ライブ配信をご覧になられた方から激励のお電話を頂きました。

ありがとうございます。

 

日本共産党柏原市会議員団の橋本みつおでございます。

私は、議案第41号 令和6年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第1号)に対し、反対の立場から討論を行います。

国保システム改修業務委託料です。

 

マイナンバーカードと健康保険証の一本化により、現行の紙の保健証が廃止になります。

マイナ保険証を持たない方に資格確認書を交付するための予算です。

 

健康保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化されてしまうと、医療機関を受診するためにはマイナンバーカードを取得せざるを得ないことになってしまいます。

マイナンバー法上任意であるはずのマイナンバーカードの取得が事実上義務づけられることになります。

 

マイナンバーカードを取得していない方に対して資格確認書が発行されることになったものの、委員会審議でも明らかになりましたが、申請がなくても交付されるのは、あくまでも当面の間の経過措置にすぎません。

そうなれば、必ず、申請が必要になります。

高齢者の方が毎年、申請の手続きをしなければなりません。

 

今年、5月時点のマイナ保険証の利用率は、7,7%に過ぎません。

低い要因は、個人情報を全て個人番号に紐づけして、情報が守られるのかという強い懸念があるからです。

 

マイナンバーカードを健康保険証として利用することになれば、これを日常的に携帯せざるを得なくなるので、紛失・盗難のおそれが高くなります。

マイナンバーカードを紛失等した場合には、カードに記載されている住所、氏名、生年月日、性別、顔写真とともにマイナンバーが漏えいすることとなります。

 

加えて、マイナンバーカードのICチップに記録されている電子証明書の発行番号も漏えいする危険性があり、充分な法規制をしないまま発行番号の利用範囲を拡大すれば、個人のプライバシーを侵害する危険性が極めて高まることとなります。

 

全国保険医団体連合会の調査では、昨年マイナ保健証により、医療機関で5493件ものトラブルが発生し、いったん10割を徴収した例が1291件あり、診察を受けずに帰宅してしまった人もいました。

このまま保険証廃止を強行すればトラブルは108万件以上にもなるという推計も発表されています。

 

マイナンバーカードと保険証の一本化によるトラブルは、他人の医療情報がひも付けされていたなど、命にもかかわる危険があり絶対にあってはならないことです。

 

政府は、マイナンバーカードを普及させるために1兆1700億円も税金を使っています。

 

マイナンバー制度は、医療、年金、介護など人生で受けた「行政サービス」のすべてと、個人の金融口座、資産をひも付けて、国が管理することによって、国民の所得・資産・社会保障給付を把握し、国民への徴税強化・給付削減を押しつけるためでした。

「負担に見あった給付」の名で社会保障の給付を抑制し、国の財政負担、大企業の税・保険料負担を削減していくことが、マイナンバー制度を導入した政府・財界の最大のねらいです。

 

安倍政権以来、政府は個人情報保護法を改悪し、保護規定を弱め、逆に個人情報の利活用を拡大してきました。

これも財界の要求で、日本経団連は「マイナンバー制度を徹底活用する」ために「健康保険証、運転免許証、在留カード等の公的証明書、また診察券や学生証等のデジタル化とマイナンバーカードへの一元化」(2020年「新成長戦略」)を求めています。個人情報ビジネスを推進するために、当初は検討もされていなかった健康保険証廃止とマイナンバーカードとの一本化をはじめ、膨大な量の個人情報を次々にひも付けているのです。

マイナンバー制度を利用した個人情報ビジネス最優先の方針や計画を見直し、根本的な政策の転換が求められます。

 

国民健康保険証を廃止にする必要はありません。

今迄通り毎年、国民健康保険証は発行すべきです。

 

以上の理由により、議案第41号 令和6年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第1号)に対しての反対の討論といたします。ご清聴ありがとうございました。

 

採決の結果、共産党以外の維新・自民・公明・参政党の議員の賛成で可決されました。

平和行進が大阪(柏原市)に入ります

27日(木)は、零細・中小企業デー。

 

駅宣伝のため、早めにしんぶん赤旗の配達。

 

主張。

沖縄・少女暴行事件。

 

JR柏原駅西口へ。

 

6時30分から7時までは、内藤こういちリーフ配布。

 

後援会の皆さんも多く参加しました。

 

私からは、6月議会の報告を行いました。

 

内藤こういち大阪14区国政対策委員長とバトンタッチ。

 

万博の問題。

 

政治資金規正法の問題点を熱く語りました。

 

リーフの受け取りもまずますでした。

 

実家のオクラ。

 

明日の最終本会議に向け、反対討論を完成させました。

 

2024年国民平和行進が奈良県から大阪府(柏原市)に入ります。

雨が降らなければいいのに。

 

昨年6月30日のブログより。

国民平和行進が奈良県から大阪府柏原市にやってきました。

 

市役所前河川敷広場でバトンタッチ集会が行われました。

協会ガス対策でも万博危険

26日(水)は、国連憲章調印記念日。

 

しんぶん赤旗の記事。

大阪万博は危険。

 

登校見守り挨拶活動。

妹さんが先に登校。

そのあと、やっくんも登校。

 

いつものように「8時10分」と時刻を教えました。

どちらも本当に身長が伸びました。

 

ラッケットがないから「クラブないの」と聞くと「木・金は期末テスト」

「勉強してるか」「全然。課題してたら大丈夫やろ」と笑顔で登校した中学1年生のお友達。

 

 

ビニール製なので暑ーい。

 

市役所へ。

 

議会運営委員会が開かれました。

28日に行われる最終本会議の進行を議論・確認しました。

 

3議案に対しての反対討論の申し出を行いました。

 

550円のお弁当。

 

議員団会議。

反対討論の議論をしました。

 

それぞれ、完成に向けて今議会最後の大仕事です。

6月議会個人質問映像

25日(火)は、住宅デー。

 

しんぶん赤旗の記事。

 

記事②

なんちゅう会場だ。

 

登校見守り挨拶活動。

 

「元気にしとるか」「今、何時」

「7時58分」「やべー」と登校した中学1年生のお友達。

 

横断歩道を渡るとすぐに校門です。

 

八尾翆翔高校の野球部は、今日も朝練。

大阪府予選は、7月6日(土)くら寿司スタジアム堺で天王寺高校と1回戦が戦われます。

頑張れー。

 

反対討論作りを悪戦苦闘しながら行いました。

 

6月議会の個人質問の映像です。

5.橋本 満夫議員【6月18日_本会議第二日_一般に対する個人質問】令和6年第2回柏原市議会定例会

 

個人質問の持ち時間は40分です。

 

①学校行事として市内小学校・中学校が大阪・関西万博に参加することについて

 

②恩智川法善寺多目的遊水地工事に伴う恩智川沿いの道路について

 

③福祉避難所について

 

④国民健康保険証が廃止されマイナ保健証に変わることについて

 

厚生文教委員会開催

24日(月)は、ドレミの日。

 

しんぶん赤旗の配達。

 

むーんとしていた。

 

記事。

ストップ 学校の長時間労働。

 

両親が野菜の世話をしていました。

 

登校見守り挨拶活動。

 

八尾翠翔高校の野球部5人組が、25分に登校していました。

 

大阪の夏の予選が始まっています。

 

ガンバレ。

 

月曜日なので地域の方が踏切で見守り。

 

パトカーも巡回していました。

 

「何時、何分、何秒」と聞いてきたお友達。

「8時3分31秒」と答えました。

 

嬉しそうにしていました。

 

遊ばれています。

 

市役所へ。

 

厚生文教委員会が開催されました。

 

国保の補正予算で「国民健康保険証の廃止」関連の予算が計上されています。

 

マイナー保険証が原因です。

 

10分ほど、質疑を行いました。

予算案には、共産党以外の議員は賛成しました。

 

28日の最終本会議で反対討論を行います。

 

夜は、私用で東大阪市へ。

大阪万博 公衆衛生でも問題

23日(日)は、沖縄慰霊の日。

 

変な時間に目が覚めた。

 

しんぶん赤旗の配達。

 

雨でした。

 

大阪民主新報の記事。

大阪万博。

 

明日の委員会の原稿作りを苦しみながら行いました。

馬🐴とデラウェア🍇

22日(土)は、ボーリングの日。

 

学生時代、よく三ノ宮で遊びました。

 

しんぶん赤旗の配達。

 

記事。

 

 

続いて、日曜版の配達を2地域。

 

午前中は、後援会ニュース配布。

約1時間の散歩でいい汗をかけました。

 

その後は、バイクで山間部のニュース配布。

 

馬発見。

 

ビニールハウスのデラウェアは、出荷待ちです。

 

路地物のブドウ。

 

午後からは、月曜日の厚生文教委員会の発言準備。

 

国民健康保険証が廃止されマイナ保健証に変わることについて(質問④)

21日(金)は、夏至日。

 

しんぶん赤旗の記事。

 

登校見守り挨拶活動。

 

大雨でした。

 

カッパと長靴スタイルです。

 

子ども達は、恩智川の増水を見て「すごーい」と見ながら登校していました。

 

「スカートがべたべた」と言って登校した中学1年生。

 

子ども達は、元気でした。

 

市役所へ。

 

総務産業委員会が行われました。

 

江村じゅんが出席しました。

 

万博関連の予算については、論をはりました。

 

万博関連予算と大阪広域水道企業団との統合議案に反対しました。

 

終了後は、団会議を行いました。

 

昨日の14区会議の報告と具体化。

メインは、月曜日の厚生文教委員会対策でした。

 

柏原市も含め全国的に新型ウイルスの感染者が増えてきました。

皆さん、お気を付けください。

 

質問④ 最終回です。

原稿から外れ発言した部分もありますが、原稿を投稿します。

答弁は、簡略化します。

 

整理番号29 国民健康保険証が廃止されマイナ保健証に変わることについてですが、今年の4月時点でのマイナ保健証の利用率が全国では、6,5%と報道されていましたが、マイナ保健証の利用率が低いのは何が原因と考えているのかお尋ねします。

 

(  マイナ保健証を普段から持ち歩かない、現行のの保健証と比べてメリットがあるかわかりにくい。  )

 

今年12月2日以降新規の国民健康保険証が発行されなくなります。

マイナ保健証を持っていない国保の被保険者、市民の方はどうなるのでしょうか。

お尋ねします。

 

( 12月2日以降に新規に国保に加入される方でマイナ保健証を持たれない方には、資格確認書を交付する  )

 

今年の3月6日に大阪弁護士会の会長が保健証を廃止しマイナ保健証に1本化する政府方針に反対する声明を出されました。

少し長くなりますが紹介します。

 

2023年12月22日、政府は、現在の健康保険証を2024年12月2日に廃止することを閣議決定した。

この閣議決定は、現行の健康保険証を廃止することを前提とした行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律「マイナンバー法」)等の一部改正法が2023年6月2日に成立したことを受けてなされたものである。

しかしながら、健康保険証が廃止され、マイナ保険証に一本化されてしまうと、医療機関を受診するためにはマイナンバーカードを取得せざるを得ないことになってしまう。

 

マイナンバー法上任意であるはずのマイナンバーカードの取得が事実上義務づけられることになるのである。

 

この点について、健康保険証が廃止された後、マイナンバーカードを取得していない者に対して資格確認書が発行されることになったものの、発行の要件は健康保険法第51条の3で、

「被保険者又はその被扶養者が電子資格確認を受けることができない状況にあるときは」と抽象的・限定的に規定されているため、マイナンバーカードを取得していない者全員に対して資格確認書が発行されるか否か明らかでない

(当面の間の経過措置としては、マイナンバーカードを取得していない者全員に対して申請がなくても交付する方針が示されているが、あくまでも当面の間の経過措置にすぎない。)

 

しかも、資格確認書の発行手続や費用負担が大きければ、マイナンバーカードの取得を事実上義務づけることには変わりがない。

 

マイナンバーカードを健康保険証として利用することになれば、これを日常的に携帯せざるを得なくなるので、紛失・盗難のおそれが高くなる。マイナンバーカードを紛失等した場合には、券面に記載されている住所、氏名、生年月日、性別、顔写真とともにマイナンバーが漏えいすることとなる。

 

加えて、マイナンバーカードのICチップに記録されている電子証明書の発行番号も漏えいすることとなる。

発行番号は、マイナンバーカードを使用したオンライン手続が広がれば多種多様なデータベースに紐づけられることとなるが、発行番号はマイナンバーではないためマイナンバー法の規制は及ばず、個人識別符号でもないので単体では個人情報保護法の規制すら及ばない。

 

充分な法規制をしないまま発行番号の利用範囲を拡大すれば、個人のプライバシーを侵害する危険性が極めて高まることとなる。

 

さらに、政府は、健康保険証を廃止し、マイナ保険証に一本化することによって、国民の利便性が向上するとしている。

しかし、マイナ保険証によりオンライン資格確認を実施する場合、患者自身がカードリーダーで顔認証を行う必要があるため患者の手間が増加するし、高齢者等操作に不慣れな患者の場合、医療機関側で手助け等が必要となり、患者側、医療機関側とも負担が増加する。

 

また、カードリーダー等に不具合が生じたり、災害による停電等が生じたりすれば、全く資格確認ができなくなり、医療機関の業務に重大な支障が生じる。このように、政府の方針が国民の利便性を向上させるとはいえない。

また、日本弁護士連合会も、2023年(令和5年)11月14日付けで「マイナ保険証への原則一本化方針を撤回し、現行保険証の発行存続を求める意見書」を取りまとめ、マイナ保険証に原則一本化する方針に反対している。

 

以上のとおりであって、当会も、現行の健康保険証を廃止しマイナ保険証に一本化する政府方針に反対する。と言うものです。

 

この議会で、補正予算として、健康保険証の廃止に伴い、資格確認書を発行するための予算が計上されていますので、委員会で引き続きお聞きします。

以上を持ちまして個人質問を終わります。ご清聴・ご協力ありがとうございました。