日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

かしわらっ子はぐくみテストについて 質問④

18日(日)は、国連加盟記念日。

 

目覚まし時計より早く起きてしまった。

しんぶん赤旗の配達を2コース。

途中、雨か雪のようなものが少し降った。

早かったので、一般新聞の配達と重なった。

 

明日の厚生文教委員会の準備作業を行った。

 

公の施設の指定管理者の指定について。

 

市立柏原病院訪問看護ステーション条例の制定について。

 

自宅の駐車場から見る紅葉。

隣の家の紅葉🍁です。

質問内容を紹介します。

 

(答弁は、簡略化します。あくまでも基本原稿です。)

 

整理番号80 柏原市独自に実施している小学生に対してのかしわらっ子はぐくみテストについては、平成28年から小学生全学年実施されていますが、実施の仕方など変化があったのかとその理由についてお尋ねいたします。

 

(令和3年度より、低学年の児童については、学習の定着と不慣れであることから、1・2年生を除く3年生から6年生を対象に実施している)

 

令和3年から1年と2年はテストを実施していないということですね。

議会になんの報告も受けていません。

 

私は、少なくとも、毎年、予算や決算審査でかしわらっ子はぐくみテストのことは、注視して取り上げてきました。

 

平成29年の当初予算の組み替え動議での発言をお聞きください。

 

かしわらっ子はぐくみテスト実施業務委託料の378万円です。

この委託料は、市内にある10校の小学校1年生から6年生まで、各学年別に国語と算数の統一テストを実施するため、民間の教育産業にテストづくりから採点までの業務を委託するための予算です。

 

本会議でも、このテストの目的をお聞きすると、当初の全国学力テストの目的と同じような答弁がありました。

 

今、小学校6年生と中学校2年生で実施されている全国学力テストの平均点が各都道府県で、そして各市町村でランクづけがされています。

 

この全国学力テストの平均点をもって、大阪府教育委員会が、そして柏原市の教育委員会議でも、全国平均や大阪府下の平均点と比較して、柏原市の点数を上げるという発言がされています。

 

かしわらっ子はぐくみテストが、本来の目的である子どものつまずきを見つけ、そこに手だてを入れるためのテストになることを望みますが、一つ間違えれば、かしわらっ子はぐくみテストが各小学校単位、各学校単位、各学年単位、各クラスの点数が明らかになり、現場の教師は比較され、教師の多忙化に拍車をかけることになります。

 

ことし初めて実施され、特に1年生の児童の中には、泣いてしまった子ども、自信を失った子どもたちの姿がありました。勉強嫌い、学校嫌いの子どもたちをふやさないでください。

 

今現在、学校に行くことができなくなり、一番苦しんでいる、心の中で葛藤している児童とその家族のことを思ってください。

よって、かしわらっ子はぐくみテスト実施業務委託料の378万円は到底認めることはできません。

 

平成29年の時点で、1年生の問題点を指摘していました。

 

お聞きしますが、かしわらっ子はぐくみテストを廃止する考えがないかお尋ねいたします。

 

(学習に対しての目標を持ち、その向上に向けて意欲を高かめることをねらいにしている。廃止は予定していない。)

 

今の答弁は、教師から見た目的であり、視点です。

 

教育を受ける主体者は、子ども達です。

教育基本法第1条には、教育の目的が明記されています。

 

教育は、人格の完成をめざし、・・と続き、最後に心身ともに健康な国民を期して行わなければならない」とあります。

 

人格の完成とは、「個人の価値と尊厳との認識に基づき、人間のそなえるあらよる能力を、できる限り、しかも調和的に発展せしめること」とあります。

 

かしわらっ子はぐくみテストを実施する為には、授業なしで1日かかります。

テストに関係ない授業や行事が削られ、子ども達から学ぶ喜びを奪う弊害が全国学力テストでは起こっています。

 

どうか、教育を受ける主体者の子ども達のコロナ禍の中での状況を考えてください。

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