24年度決算に反対討論をしました(情けない・・・)
25年度第4回定例議会(12月議会)の本会議において、24年度決算に対し、橋本みつおが 一般会計決算に、山本まみ議員が介護保険事業特別会計・後期高齢者医療事業特別会計のそれぞれの決算に反対をする不認定討論を行いました。介護・後期は反対2人(橋本・山本)で他の議員は全員賛成で認定されました。
平成24年度柏原市一般会計歳入歳出決算は、橋本が不認定討論をし、その後田中ひであき議員が認定討論を行い、ついで大坪議員が不認定討論を行いました。採決の結果は、反対5人(橋本・山本まみ議員と大坪、乾、浜浦各議員)、賛成11人で認定されてしまいました。
この結果がこの間、イライラの原因です。信じられません。今回の議会の結論は今後に汚点を残し、環境組合でも柏原市が不利になるでしょう。私の述べた不認定討論を全文紹介します。
認定第1号、平成24年度柏原市一般会計歳入歳出決算について、日本共産党柏原市会議員団を代表しまて、不認定の立場で討論をおこないます。平成24年度柏原市一般会計歳入歳出決算には、議会が要望していました子ども医療費助成制度が入院では小学校卒業まで拡充され、学校へのクーラー設置では幼稚園遊戯室に設置されたことや学校校舎の耐震化が平成37年度100%からの計画の前倒しの事業が行われたなど、評価する事業はあります。
しかしながら、24年度の予算審議をする3月議会で、竜田古道の里山公園維持管理費において、柏原市だけの単独負担になっていることが問題となり、全議員が「柏原市の単費ではなく柏羽藤環境事業組合からの出資を求める」付帯決議をしたにもかかわらず、今回の決算でも柏原市の単独負担になっています。単独負担になっている理由は、24年度は柏原市としての努力がなかった。具体的にいうならば、組合に予算を求める、気持ちが岡本前市長には、まったくなかったことが100条調査委員会でも明らかになりました。
今までの経過をたどると、24年度の予算での竜田古道の里山公園維持管理費については、「柏原市の単費ではなく柏羽藤環境事業組合からの出資を求める」付帯決議をし、全会一致で賛成をし可決しました。しかし、その後、里山公園の維持管理費について100条委員会を設置し、調査において、維持管理費が不明瞭であるため、平成23年度柏原市一般会計歳入歳出決算を全会一致で不認定にしました。そして、重要なことは、岡本前市長出席のもと開かれた、今年3月議会で25年度当初予算でも、市単独で計上されていることはとうてい認められないと反対し、里山公園の維持管理費556万円、公園緑地課事務費の嘱託職員報酬3名分の613万円などを削除する修正を全会一致で可決しました。この経過からも、柏原市の単独負担になっている、24年度決算を認定することは絶対に考えられません。岡本前市長には全く問題がなかったのでしょうか。
竜田古道の里山公園調査特別委員会調査報告書でも、「竜田古道の里山公園については、平成14年度の覚書のとおり、地元に意向をくみ、第2期ごみ最終処分場の上面利用として、里山公園として地元に還元することには賛成である。」「調査によって、平成18年に岡本前市長が環境組合を構成する他の2市の市長に半ば強引に譲渡を申し入れたこと」「柏原市民が、いわれのない市民負担を強いられることのないよう、覚書を元に戻し、公園維持管理費用については、環境事業組合において負担をしていただく」と結論を出しました。
そして、今年度6月議会で、中野市長が「組合から予算を取るよう最大限努力したいという」前向きな発言をうけ、最低限の管理費に対し、私たち柏原市議会は、賛成した経過があります。これらの経過、内容は、他の議員の皆様も理解していただけると考えます。今回、審議したのは、前岡本市長の元、執行された24年度決算です。
柏原市議会は、議会の権限として、監視権があります。それは、議会は住民の代表機関であることから、住民に代わって地方公共団体の行政の執行を事前または事後に監視し、執行機関をけん制することです。
決算において議会が不認定としても、予算執行の効力はなくなるものではありませんが、前岡本市長の政治責任が大きく問われることになります。
特に今回の決算審議は、今後のあらゆる施策に対して、時の市長が独裁的な暴走をさせないということの反省と教訓を理事者に伝えることができる重要な意味を持つもつものであると考えます。
どうか、議員の皆様、私たち柏原市議会は、24年度の議会報告会において、市民の皆さんに何を報告し、約束したのかを思い出してください。改選前の4年間、改選後の今、柏原市議会は「市民の代表機関として、本来の役割である、議会力をアップし、議会のチェック機能を高め、市民に信頼される議会を目指し取り組んでいるのではないでしょうか。そんな中で今回の決算を認めてもいいのでしょうか。
以上ルル述べましたが、日本共産党柏原市会議員団としては、以上の経過がある中では、到底、竜田古道の里山公園維持管理費が柏原市の単独負担になっている平成24年度柏原市一般会計歳入歳出決算を認めることはできません。不認定といたします。
議員の皆様のご賛同をお願いいたしまして、不認定討論といたします。ご清聴ありがとうございました。
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