日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

「クリーピア21」の存続を求める請願の採択討論

30日(金)は、交通事故ゼロを目指す日。

 

汗ばむ中での登校見守り挨拶活動。

 

小学校は明日運動会でみんな張り切っているように見えました。

 

ヒヤリハットがありました。

 

踏切方向から車が来たので、自転車の高校生に「止まって」と言うも止まらず。

 

ギリギリ通過しました。

ドッキとしました。

 

やっくんの妹さんと一緒に登校。

なぜか元気がありませんでした。

 

市役所へ。

 

最終本会議でした。

 

議案案件などは、全て全会一致で可決されました。

先の厚生文教委員会で不採択となった「『クリーンピア21』の存続を求める請願」に対し、日本共産党を代表して、江村じゅん議員が討論を行いました。

 

日本共産党の江村淳でございます。「クリーンピア21の存続を求める請願」の採択を求める立場から討論をおこないます。この請願の紹介議員としても強く採択を求めるものです。

はじめに、この請願を柏原市議会で取り扱う根拠について述べます。環境事業組合に関わる議題ですが、組合は3市で構成されており、その3市共同の施設を改変することであり、それぞれの議会での判断も大事と考えます。クリーンピア21の財政状況、存廃にかかわって、昨年11月29日、柏原市でも全員協議会が開かれ説明がありました。

これは当初、環境組合議員だけで判断することにしていましたが、昨年11月の同組合での議論を通じて、3市議会でそれぞれ説明を行うことになった経過があります。

たとえ環境組合議会での議題であっても、構成3市の市議会で判断することもありうる、という実例だと考えます。

次に、請願の採択を求める理由について述べます。

 

理由の第1は、「請願趣旨」にありますように、「環境組合議員への説明以後、短期間のうちに」決められたことです。私をふくめ、環境組合議員が選出された昨年10月5日、クリーンピアの財政状況や、存続か廃止かの説明を受けました。

それ以来、令和5年3月31日の閉館を前提とする予算の可決まで4カ月、廃止条例を決めるまで8カ月と短期間であり、あまりにも拙速、急すぎる判断であった考えます。

 

第2に、請願項目①の「1年でも長い存続を求めます」との願いを強く受け止めます。そもそも、ごみ焼却施設の更新計画もないまま、クリーンピア21を先行して廃止することが問題です。

ごみ焼却施設の建て替えは15年後といわれ、その代わりの土地としてクリーンピア21の場所を整備するのは5~6年後です。これは「あくまで仮定の話」です。なぜクリーンピア21だけを先に閉館・廃止するのか説明がつきません。

5月の環境組合議会では、営業している今年、開閉屋根の運用状況や気温など調査をするよう望む意見がありました。また、請願されている「クリーンピア21の存続を求める市民の会」のみなさんなど、利用しながら開閉屋根が稼働させていることも確認し、屋内外の気温など実態調査もされてきました。そういう検証を行えば、継続して使用する可能性は出てくるはずです。1年でも長い存続を、との願いに賛同します。

 

第3に、請願項目②に関わって、何といっても、昨年10月以来、市民や利用者の意見をまったく聞いてこなかったことが、最大の理由です。閉館の予算や廃止条例が可決したことを、館内の張り紙やHPで結果を知らせるだけで、意見を聞くことは一切ありませんでした。請願の「『紹介』とは、請願の内容に賛意を表し、議会への橋渡しすることである」と心得ています。請願の採択を求める理由は以上の3つです。

ここで、クリーンピア21の果たしている役割について、施設を案内するパンフレットの一部を紹介しながら、述べます。

「健康増進、市民相互のふれあい、コニュニケーションづくりの場として、オープン以来老若男女を問わず、多くの市民の皆様にご利用いただいております。」「歩行プール、ジャグジープールが好評で、リハビリテーションの場としてもご活用いただいており、健康増進におおいに役立っているものと確信いたしております。」平成10年(1998年)10月付の管理者の「ごあいさつ」です。

これは昨年2021年まで配布していたものです。いま、歩行プールは公立・民間問わず近隣の施設で、類似する施設はありません。

また、クリーンピアのHPなどで、「利用者数も年々減少」と指摘されていますが、利用者数はコロナ前がのべ7万9千人で、コロナ禍でも約5万5千人が利用しています。特に高齢者や障害者は1万8千人と増加傾向にありました。市民や利用者にとって、健康増進などクリーンピア21の果たしている役割は非常に大きいと考えます。

最後に、たくさん寄せられている利用者・市民の声の一部を紹介します。

 

「膝の痛みで長年苦しんでいましたが、クリーンピアに通いだして5年、杖を突いて歩いていたのが、人並みに歩けるまでになりました。」「寝たきりの老人を一人でも出さないために、お願いします。助けてください。」74歳の女性です。

また別の方は「親、自分、子と3代で利用しています。健康のためにも、孫との楽しいひと時のためにも、どうか存続して下さい。自分のためにも、親の楽しみの場所をうばわないで下さい。」42歳女性です。

これらの声は、クリーンピア21の果たす役割とともに、クリーンピアに対する思いの深さも、物語っていると感じます。

 

議員のみなさん、ぜひ、この「クリーンピア21の存続を求める請願」に込められた、市民・利用者の願いをくみ取っていただき、請願を採択していただきますよう、お願い申し上げまして、討論とします。

 

その後、大阪維新の議員から不採択の討論が行われました。

起立先決の結果、採択2人(日本共産党)不採択13人(自民党・維新の会・公明党・会派に属さない議員)で、不採択となりました。

誠に残念です。

 

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