日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

中野市長事実上の不出馬表明

本日(5日・木)は、柏原市・商工会共催の柏原市年賀交例会が行なわれました。

中野市長が挨拶され、「・・・・・これからの柏原市は若いトップリーダーに頑張ってもらいたい・・・・・・」の発言がありました。

自身の進退には、直接触れませんでしたが、中野市長の事実上の不出馬表明です。

あの岡本前市長でも4年前の年賀交例会でちゃんと引退宣言をしました。

昨年の12月議会でも何もなし。(読売新聞の記者は期待して議会傍聴をしてたのに)

政治家としていかがなものか?

本人としては、本当はまだやりたかったのか?ようわかりませんが・・・・・。

けじめのない市長です。出れない理由が何かあるのか。自らの信念はないのか。

28年度の1年間の報酬は1272万960円です。3月には、5割カットされていますが、600百4800円の退職金を受け取ります。

昨年の3月の第1回定例会で市長に辞職を迫った議会議事録を紹介します。

平成28年度第1回定例議会での橋本みつおVS中野市長の議事録です。

この答弁からも口だけの維新の身を切る改革の正体がわかります。

中野市長の提案になんでも賛成をし、擁護してきたのが大阪維新の市会議員さんです

(橋本満夫議員) 整理番号41、後文。「私の任期の最終年、みずからの信念と責任を持って判断と決断を行い、現役世代と将来世代の展望を見据えた市政運営を進めてまいります」とありますが、昨年の9月に報道された市長の女性問題に対して、中野市長はどのような信念を持ち、責任をとるおつもりなのかをお尋ねします。

中野隆司市長 現役世代と将来世代の展望を見据えた市政運営についてでございますけれども、とりわけ喫緊の課題であります人口減少問題並びに定住化促進を念頭に置きながら、持続可能な安心して暮らせるまちづくりを進めていくことが肝要であると考えておりますし、非常に将来に向けた大事な問題であります。
 再三申し上げております2025年問題を乗り切れるかどうかという大きなハードル、これを控えております。そして、その実現に向けまして、平成28年2月、地方版となる柏原市人口ビジョン及び柏原市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定、これは、前段階の答弁でも出しておりますけれども、親から孫に至るまでの多世代が柏原に住み続けていただけるよう、本当にキーワードは持続可能な都市の実現を目指し、市政運営を行ってまいりたいと考えております。
 また、今ご指摘のように、昨年の4月、私事で多くの市民の皆様初め市議会の皆様にご迷惑をおかけいたしましたが、私的なこととはいえ、非常に重く受けとめており、おわびを申し上げたところでございます。さらに身を引き締めて、任期の残り1年、市政の発展、市民の福祉の向上、そして誠心誠意、本予算にご承認をいただき、残された諸課題の解決をもって責任を果たしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。

(橋本満夫議員) よろしくお願いできませんよ、こんなん。市長は政治家でっせ。柏原市の行政のトップですよ。深くおわびして済ませる問題ではありません。
 昨年9月議会で、我々柏原市議会として全会一致、17人の議員が全員一致して決議をした今回の責任問題に対して「その責任を強く問う」の中野隆司柏原市長に対する問責決議をどのように受けとめるんですか。
 あなたと同じ問題を起こした京都の国会議員は、ちゃんと記者会見を行い、辞職されました。少し記者会見の内容を紹介します。
 「このたび、マスコミで報じられている件につきましては、私の不適切な行為により、多くの皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、心からおわび申し上げます。そして、私を信じて応援してくださった皆様方、全ての皆様方に心からおわびを申し上げたいと思います。まことに申しわけございませんでした。京都の有権者の皆様、先輩・同僚議員の皆様、私が所属をしております自民党及びご支援をいただいた公明党、その他各種団体、支えてくださった皆様方に、心からおわびを申し上げます。そして、何よりも妻と家族の皆様、妻を支援してくださっている全ての皆様、本当に本当に申しわけございませんでした」と述べ、議員辞職をされました。
 市長は、みずから身を切る改革を掲げる政党の公認候補として市長になられました。市長、あなたの信念と責任を持って辞職する考えはございませんか、お聞きします。

中野隆司市長 これは、任期最後の1年、しっかりと政策展開によりまして、最終、負託に応え、今年度も予算の中で、たくさんの市民福祉、あるいはさまざまなインフラ部分での中長期的な視野を取りまとめて、職責を果たしたいというふうに考えております。

(橋本満夫議員) 残念なご答弁です。
 それでは、資料3をごらんください。
 柏原市職員懲戒処分基準です。1の4、勤務態度不良であれば、減給か戒告です。5、職場内秩序を乱す行為は、暴行であれば停職、暴言であれば減給です。13、セクシャルハラスメント、ア、強制わいせつ、上司の影響力による性関係、わいせつな行為では免職。つまり、首か停職です。3の公務外非行の12、淫行であれば、免職か停職です。14、盗撮行為は、停職か減給です。
 資料4をごらんください。指導・監督不適切では、減給です。
 私も今回調べて知りましたが、柏原市の職員さんには、このような懲戒処分基準があります。起こってほしくはありませんが、このような事案が起こったときに、免職か首か停職か減給などの最終判断を下すのが、市長、あなたです。柏原市の職員のトップであるという立場で、もう一度、みずからの信念と責任で辞職される考えがないかをお尋ねします。

中野隆司市長 先ほどご答弁した内容でございまして、私も法的な弁護士等と相談をした結果、先ほどの答弁について、残り1年の任期、しっかりと予算案のご可決もいただいて政策展開してまいりたいと考えております。

(橋本満夫議員) 昨年の9月の問題は、法律問題じゃないんです。法律に違反したら逮捕されます。これは道徳的な問題です。柏原市市民憲章、何と書いていますか。家族に大切にしよう、愛そう。それにも反することです。
 昨年9月に取り上げられた問題は、公務外非行行為です。市民の模範にならなければならないのが市長です。市長の行為に対して、職員は何もできません。だからこそ、二元代表制のもとで、我々柏原市議会として全員が一致して決議をし、「その責任を強く問う」の中野隆司柏原市長に対する問責決議を出したのです。判断されるのは、市長、あなた自身です。法律論ではありません。常識の問題です。
 これ以上やっても無駄なので、ここでおいときますが、それでは、次にお聞きします。
 私たち議会人も、市長も、市民の皆様の税金を歳費や給料としていただき、生活をしているわけです。昨年の9月の出来事は、その市民の税金で、利用料か使用料か知りませんが支払い、道徳に反する不適切な行為をされました。現在、市長は、みずからの信念で給料を3割カットされていますが、28年度の1年間の報酬は1,272万960円です。来年3月には、5割カットされていますが604万8,000円の退職金が出ます。
 市長、これらの給料や退職金を全額受け取るつもりなのか、お尋ねします。

中野隆司市長 これは、現時点では、特にそれをご返納したりとかいう考え方はございません。

(橋本満夫議員) このような新聞記事がありました。これは富田林のことですけれども、し尿処理委託料過払い20年以上、市長給与減額へ。富田林が、市内の廃棄物処理業者2社に、20年以上、し尿処理の委託料を過払いしていたとして、市は29日、多田市長の給与を3月から5月の3カ月間20%減額すると発表した。多田市長は、審査体制に甘さがあったことを真摯に受けとめ、二度とこのようなことがないよう適正な事務執行に努めたいとして、関連議案を3月1日に開会される市議会に提出するという記事です。
 これは、市長はそこまで本来、し尿処理の施設の委託料の細かいところまで見られていませんわ。しかし、先ほど職員さんの基準も言いましたが、監督責任が市長にあると認められ、みずからの信念で、給料を20%減額している市長さんもいらっしゃいます。
 こんなことがありました。ことしの2月12日、障がい者権利条約タウンミーティングイン中河内学習会が、八尾のプリズムホールで行われ、私も参加させていただきました。柏原の議員の皆さんにも案内は来ていたと思いますが、最初に、参加している議員が紹介されました。ほかには、八尾の議員も参加されていました。柏原市、八尾市、東大阪市から、障害のある方、家族や事業所の職員さんたちが多く参加していました。
 まず初めに、田中八尾市長のメッセージ紹介、次に柏原市長のメッセージ紹介がありました。司会者が、次に柏原市長の中野隆司様からのメッセージを紹介いたしますと、私もすばらしいメッセージを聞かさせていただきました。なぜ会場がどよめくんですか。ちょうどその日は、先ほど申しました京都の国会議員が辞職される記者会見を開いた日でした。何で私が柏原市の市会議員であることに負い目を感じなあかんのですか。あんな恥ずかしい思いをしたのは初めてです。柏原市民以外の皆さんは、あの報道で、とっくにやめられていると思っていたのではないでしょうか。
 きょう、多くの方が傍聴に来ていただいていますが、この間、私は、JR柏原駅東口・西口や法善寺駅、堅下駅で、今回の3月議会が開催され、傍聴の呼びかけをさせていただきましたが、今、市民の皆さんの声、「はよ、市長やめさせんかいな。議会は何しとるんや」これは市長もご存じかもわかりませんけれども、大正の方、「私、隆君と同級生やねん。もういじめんといて。恥ずかしい」。あと、今議会でも、ふるさと納税に27年度で約3億3,000万円他市の方が送っていただいているけれども、逆に柏原市民で柏原市以外にふるさと納税をして、住民税、所得控除、以前1割だったのが2割控除されるということになっている中で、「何でこんな市長がおる市にわしらの住民税を納めやなあかんねん。その住民税をどこに使うてるねん。どっかに行くためか」と、本当に厳しい意見をいっぱいもらっています。
 今回なぜこれを取り上げたかというと、最後の任期1年間、柏原市政は本当に大きなかじをとっていかなければなりません。例えば、柏原中学校区の小中一体型、これもやっぱり市長が先頭を切って住民の意見を聞く。いろいろと説明して、一体型がほんまにすばらしかったら、それを徹底的に住民に同意形成を求める。
 先日も、高齢者の方が運転している車が病院から出てきて、集団登校していた小学生が一人亡くなりました。学校統廃合をするということは、通学距離が長くなる。それだけ児童・生徒の危険性が増すとか、いろんな問題があります。それも十分説明をし、住民合意を形成する場合、やはり教育監、教育部長もですが、柏原市のトップとして、誠意を込めて市民に説明をしなければならない。
 先ほどもふるさと納税と言いましたが、市長が先頭を切って本当に頑張ってくれている。今よく市長のランプが消えていたら、またどっかへ行っとるんか。そんな話が出てしまう。こんな悲しいことはありません。
 中野市長がいて、副市長がいて、その中に、きょう前に座っておられる部長さんがいて、これは国の政治の責任ですが、本当に今、厳しい状態です。きょうもずっと言われていたけれども、国民健康保険料がなぜ高い、国の施策の問題、今後、介護保険の要支援1・2が介護給付から外される。いろんな山積みです。どうしても法善寺保育所の民営化、青少年キャンプ場の廃止、やはり市民にできるだけ賛成してもらう合意形成をとる場合、やっぱり市長の思いが大事なんです。
 しかしながら、今の柏原市の中では、あの事件以後、本当につらい思いをしている。きっと職員も窓口で、国保料が高いから下げてとか、生活保護を受けたいねん。いや、ちょっと条件があります。「市長はあんなことしとるがな」という形で、本当に困られている方も多くいてると思います。そういう中で、やっぱり市長がしっかりとみずからの信念と責任で決断すべきだと私は考えます。
 本当に、昨年の9月から、柏原市民であることが恥ずかしいとか、修学旅行に行って「どこから来はったの」「大阪府柏原市です」と言うたら、結構知られている。そういう児童・生徒もいる。そういう中で、本当に市民のことを思うならば、市長はみずからの信念と責任で決断を下すべきであります。
 副市長の人事案件も、議会側から、条例が2人になっていますから、一人にする条例提案もできますが、それは市長みずからが信念と判断で決めることです。どうか、この第1回定例市議会の会期中に結論を出し、3月24日の本会議最終日までに、大坪議長に対し、みずからの信念と責任で辞職願をお出しください。
 以上をもちまして、日本共産党の代表質問を終わります。ご清聴、ご協力ありがとうございました。

 

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