長寿祝い金廃止に対する反対討論
本日(23日・土)は、1日ダウンでした。
この間の疲れと1番の理由は2日酔です。
昨晩は、お知り合いの皆さんとの飲み会でした。
久しぶりの難波でした。
ネオンが明るかった。
外国からの観光客も驚く程の多さでした。
河島えいごの「時代遅れ」のように「1年1度酔っ払う」でした。
終電にのり、JR柏原駅でおり、フラウラしながら自宅についたのは、2時でした。
今日は、暗くなってから生き返り、バイクでしんぶん赤旗の配達に行ってきました。
22日の柏原市議会最終本会議おこなった柏原市高齢者福祉金給付条例の廃止についての反対討論を紹介します。
採決の結果は、反対1・賛成14(維新の会・自民党・公明党など)で可決でした。
日本共産党の橋本満夫でございます。私は、 議案第99号 柏原市高齢者福祉金給付条例の廃止について、反対の立場で討論を行います。
この議案は、高齢化している中で、これからは、限られた財源で地域包括ケアシステム構築をさらに推進する必要があるためと言われ、77歳の喜寿で1万円、88歳の米寿で3万円、100歳で10万円を長寿を祝うために支給していた長寿祝い金を廃止にするという提案です。
反対する1つ目の理由として、市民の皆さんの声です。
今、柏原市民の皆さんは、高齢者福祉についてどのように考えているか。
平成28年度柏原市市民意識調査の集計結果を見ても明らかです。41の施策を満足度と重要度で調査した結果です。
満足度と重要度のかい離が大きい施策が、高齢者福祉です。41ある中で上から7番目です。このことは、高齢者福祉は、市民からすれば、重要にもかかわらず、満足していないという結果のあらわれです。
そんな中で、高齢者福祉の独自事業である長寿祝い金を廃止すると提案されています。
そして、柏原市が独自に取られた高齢者の介護予防ニーズ調査においても、長寿祝い金に対しては、必要であるが46%、なくてもよいは22%でした。
全体の半数近くの46%の高齢者の方が必要であると回答しています。
議員の皆さんはどう受け止めますか。
平成28年度柏原市市民意識調査の結果から見ても、高齢者の介護予防ニーズ調査においても柏原市民の結果が示されています。
このような民意がある中で、市民代表の議会が長寿祝い金の廃止を認めてしまってもいいのでしょうか。
我々は、市長の提案を可決するための起立要員ではありません。
市長は、今年2月に行われた、市長選挙でマニフェストで「高齢者・障がい者にも優しい、温もりのある」と書かれました。
今回の提案には、市長の高齢者の皆さんに対し、優しさ、温もりを感じることが出来ません。
反対する2つ目の理由は、法律改正に伴い、地域包括ケアシステム構築をさらに推進する必要があるためと言われました。
これは、廃止する理由にはなりません。
今年4月に、国会において、「地域包括ケアシステム強化のために介護保険法が改悪されました。
この法律は、一定所得以上の人の利用料を基本1割負担を3割負担にするものです。
同時に地域共生社会の実現の名で高齢者、障害者・児などの施策に対する国・自治体の公的責任を大幅に後退させかねない仕組みづくりが盛り込まれています。
介護費用を抑止した地方自治体に対する国の財政支援を手厚くする仕組みになっています。
このことは、すでに国のモデルケースとして行われ、介護保険から利用者を無理に卒業させたり、介護認定を厳格化し、門前払いしている市町村の実態からも明らかになっています。
これは、高齢化社会に伴う社会保障費を抑えるために、国や自治体が地域福祉から手を引き、地域住民の「自助」つまり自分の責任において、介護予防に取り組み、健康長寿を伸ばしなさい。
また、互助、つまり、家族、親せきなど地域の責任でくらしを助け合いなさいというシステムが進められようとしています。
柏原市には責任はありませんが、国に社会保障の増進義務を定めた憲法25条にもとずく政治をさせなければなりません。
市民の皆さん、議員の皆さん、今柏原市政においても税金の使われ方が問われているのではないでしょうか。
長寿祝い金に係る費用は、昨年度では、1830万円でした。
その一方で、財政難、財政難と言いながら、柏原市は、不要不急な公共事業に市民の税金を使い、突然に国分中学校グラウンド整備事業として、3億1422万円で土地を購入したり、
また、計画もなくサンヒル柏原の前の土地3分の1を将来的に史跡公園にするとの理由で税金を使い9890万円で土地を購入しました。
このような経過がある中で、市民の皆さんが納得できるでしょうか。地方自治法第1条自治体の役割は、住民福祉の向上に努めることです。
以上の理由から、議案第99号 柏原市高齢者福祉金給付条例の廃止について、反対するものであります。議員の皆様のご賛同をお願い申し上げ、討論を終わります。ご清聴ありがとうございました。
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