日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

公民館などの使用料等の値上げ・有料化の条例に対する反対討論

本日(24日・日)は、クリスマス・イブです。

22日の柏原市議会最終本会議おこなった「使用料等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について」の反対討論を紹介します。

 

採決の結果は、反対1・賛成14(維新の会・自民党・公明党など)で可決でした。

日本共産党の橋本満夫でございます。

私は、議案第98号使用料等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、 反対の立場で討論を行います。

反対する理由の1つ目は、この1つの議案の中に、公共施設(テニスコートである庭球場、運動広場、堅下合同会館等の分館も含めた公民館、図書館、体育館、青少年センター、歴史資料館、文化会館であるリビエールホール、青谷運動場、男女共同参画センターなど、10ある公共施設の使用料の値上げ、6ある公共施設の使用料を無料から有料化にする議案です。

個々の目的が様々ある中で適正な受益者負担への取り組みとし、市民負担になる事を、1本にまとめるという荒っぽい提案の仕方が問題であると考えます。

他の議員さんは、感じませんか。

 

2つ目の理由として、今回の提案は、目的を「市民の権利と責務及び、柏原市の機関責務を明確にし、市民がまちづくりに参加し、協働することにより、市民主体による地域社会の実現を図ること」を目的とした、柏原市まちづくり基本条例を軽んじています。

果たして、今回の公共施設の値上げや有料化の提案をどれだけの市民の方がご存知でしょうか。

柏原市は、しっかりと今回の事を市民に対し、情報を提供したとは、思えません。

特に冨宅市長は、今年の市政運営方針で徹底した情報公開で市政を透明化し、市民との情報共有を図ります。と宣言されました。

だからこそ、情報提供の工夫がより求められたのでは、ないでしょうか。

このような中で、値上げや有料化になる事を市民の皆さんが知れば、混乱が起こるのでは、ないでしょうか。

特に私が納得いかないのが、本会議の質疑で、当初議案提出までに、市民への意見聴取と同時に、市議会に対し説明会を開くことになっていました。

そこで、説明会がなかったことを指摘するとこのように答弁されました。

説明会は実施していないが、議会との意見交換は本会議で出来るものと考えると言われました。

あまりにも乱暴であり、議会軽視もはなはだしい。

と議員の皆さんは感じませんか。

 

最後に反対する3つ目の理由は特に公民館の有料化です。

文部科学省のホームページでは、公民館の目的は、住民の教養の向上、健康の増進、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することとあります。

公民館の根本的なねらいとして、生涯学習の推進のために、公民館は、住民の身近な学習・交流の場である。

そのための教育機関として、地域社会の改善・改革の基礎としての公民館でありたい。

また、公民館は、住民の自発的な学習活動を奨励し援助することが重要であることから、個人やグループの交流の場を積極的に提供したり、自発的な学習グループを作るきっかけ作り、育成援助に努める必要があると文部科学省が示しているにも関わらず、

柏原市は、180度逆転の発想で、有料化にして苦しめようとしています。

先ほどの考えの元、近隣の羽曳野市をはじめ、吹田・高槻・富田林・河内長野・高石市などでは、公民館の使用料を無料にしているのではないでしょうか。

特に他の自治体にある生涯学習施設もない中で、市民の皆さんには、ご迷惑をかけているのかでの有料化です。

同時に柏原市は、「文化と教育の街」でアピールしています。

今ある半額減免制度も拡充されない中で、有料化も行う。私は、今回の柏原市の考え方に、悲しみを覚え、怒りで一杯です。

 

そして同時に歴史資料館も有料化にする議案です。

歴史資料館は、柏原市公共施設等総合管理計画にも、しっかりと社会教育系施設に位置付けられています。

維持・管理方針として、市民が恒常的に利用しており、また、市外から利用者も多く、観光施設としての性格もあると明記されています。

だからこそ、今以上に歴史と文化の街であることの情報発信を歴史資料館から柏原市民にも大阪府民の皆さんにも、無料を目玉にして行う必要があると考えます。

ルル申し上げましたが、以上の理由から、議案第98号

使用料等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、反対するものであります。

議員の皆様のご賛同をお願い申し上げ、討論を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

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