日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

集団感染の可能性が高い介護施設等に市独自にPCR検査を実施すべき(6名・935名)

30日(月)は、ハッピーサンシャインデー。

 

昨日時点で柏原市のコロナ感染者は、929名です。

人口比では、73名にお1人の方が感染されてます。

 

今回のデルタ株も無症状の方が多くいらっしゃいます。

だからこそ、ワクチン接種の推進と同時にPCR検査の柏原市独自の実施が求められています。

 

四條畷市では、500円。

泉佐野市では、無料で希望される市民の方全員を対象にPCR検査を実施しています。

 

柏原市では、現在独自でPCR検査を行う考えはありません。

どうか、橋本みつおに柏原市で独自にPCR検査を実施する仕事をさせて下さい。

 

2021年6月議会で柏原市独自でPCR検査の拡充を要望しました。

整理番号65 新型コロナウイルス感染対策 医療機関、介護、障がい者施設などの福祉施設、学校等、クラスター、集団感染が発生すれば多大な影響がでる施設等で定期的なPCR検査を実施する考えについてお尋ねいたします。

 

答弁 今後の感染状況や国、大阪府の動向も注視しながら、慎重に検討する。

 

慎重に検討している場合でしょうか。

昨日、全国で2977人の感染が確認されました。

14人の方が亡くなられました。

 

東京都PCR検査数9988件で感染者が602名。

大阪は、検査数5042件で感染者数が415名でした。

感染者不明数、214名。

重症病床使用率72、8%で150名です。

 

柏原市では、新たに3名の方が感染され累計108名になりました。

 

専門家によると、無症状の感染者が多く、市中感染が進んでいると指摘されています。

 

介護現場や学校の教職員は、自分がうつすんではないか等のストレスを抱え日々働いています。

この間、病院、介護施設、障がい者施設などの集団感染が全国で発生し、感染急増をもたらす重大な要因となっています。

 

日本共産党は、重症化・死亡のリスクを回避するため、医療機関、介護、障がい者施設などの福祉施設、学校等に勤務する職員と出入り業者を含む関係者全員に定期的なPCR検査を行う事を提案しています。

 

厚生労働省によれば、全国の医療機関での院内感染は、386件、高齢者・障がい・児童関係の福祉施設での施設内感染は452件です。

大阪府では、「第2波」以降に発症したクラスターの内、医療機関と高齢者施設等で発生したクラスータが7割を占めています。

 

大阪府内では、これまでに33の高齢者・障害者施設等でクラスターが確認されており1施設当たり平均19人の感染者が発生しています。

お聞きしますが、クラスターを防いで死亡者を減らすために、柏原市として、何が必要であると考えているのかをお尋ねいたします。

 

答弁 大阪府の対策は、「5人以上」「2時間以上」の飲み会の自粛。

少しでも、症状がある場合は、休むことを奨励することにより、クラスターの発生及び、感染拡大への予防を進めている。

本市の役割は市民や関係機関へ的確に情報が届くように努力することと理解している。

 

「5人以上」「2時間以上」の飲み会の自粛。

少しでも、症状がある場合は、休むことを奨励するとの答弁がありましたが、現在で柏原市では、108名の方が感染されました。

今まで、クラスターが発生しなくてこの数字です。

 

昨日の質問で他会派の議員さんが、触れられていましたが、東京都の世田谷区で高齢者施設等への社会的検査が始まっています。

 

12月9日の世田谷の保坂区長のツウィターでは、「点と線、そして面の検査。症状が出た方を検査して治療するのが点。世田谷区がやっているように介護施設等、影響の大きな施設を結んでラインで検査するのが線。そして、急拡大しているエピセンーでは、住民全部の面。これを組み合わせる必要がある」と投稿されています。

 

神戸市では、11月25日から、特別養護老人ホームや介護付き老人ホームなどの職員を対象に、全額公費負担で3,4か月に1度の定期的なPCR検査を実施します。

 

政府も、感染者多発地域における医療機関、高齢者施設への「一斉(いっせい)・定期的な検査」を自治体に「お願い」する「事務連絡」を出しています。

しかしながら、検査を実施する費用は、国の負担が半分、地方の負担が半分です。その負担が重いために、検査拡大が広がらない実態があります。

 

日本共産党は、自治体任せではなく政府自らが先頭に立って「社会的検査」を推進すること、検査の地方負担を解決するため、全額国庫負担の行政検査の仕組みを作ることを求めています。

 

東京都は、重症化しやすい高齢者らの新型コロナウイルス感染を防ぐため、都内にある高齢者と障害者施設の入所者、職員にPCR検査を実施しています。

 

12月8日の読売新聞夕刊記事です。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で大阪府内の医療体制がひっ迫する中、大阪府医師会が医療体制の強化を目指して大学病院などに呼びかけて、13日に緊急会合を開くことが分かった。

大阪府医師会の茂松会長は、「必要な医療をすぐに受けられない人もいる非常に厳しい状況。病床やスタッフの確保が後手(ごて)に回ってしまった。

 

赤信号が点灯したが、11月中旬以降、1日当たり10人前後の重傷者患者が出る日が相次ぎ、もう少し早くてもよかった」と述べた。という記事です。

 

国・大阪府の責任もありますが、柏原市においても、新型コロナウイルス感染対策として、 医療機関、介護、障がい者施設などの福祉施設、学校等、クラスター、集団感染が発生すれば多大な影響がでる施設等で定期的なPCR検査を実施すべきであります。