日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

Kashiwara市議会だより

31日(水)は、蓄音機の日。

 

しんぶん赤旗の記事。

万博の学校動員矛盾。

 

特集すいよう。

核兵器。

 

柏原市の広報8月号の中のKashiwara市議会だより。

夏らしい表紙です。

 

6月議会の個人質問の内容があります。

「万博への郊外学習は不参加の決断を」

 

字数制限がありますので全文を紹介します。

 

整理番号26 学校行事として市内小学校・中学校が大阪・関西万博に参加することについてですが、柏原市内の各小学校・中学校の意向調査の結果についてお尋ねいたします。ご答弁よろしくお願いいたします。

 

(   小学校9校、中学校6校が参加、小・中学校各1校が未定・検討中である )

 

(質問席より)各学校長の判断で多くの学校が参加。小学校・中学校各1校づつが未定・検討と回答された事を確認しました。そこでお聞きしますが、多くの学校が参加すると回答されたようですが、理由についてどのように考えているのかお尋ねいたします。

 

(大阪での万博開催は、子どもたちの未来に影響を与える貴重な機会と考える)

それでは、万博会場である夢洲までの交通手段は、どのような希望を出されたのかお尋ねいたします。

 

(  貸し切りバス、シャトルバス、大阪メトロ利用と様々である )

 

市町村の教育長は5月1日、大阪府教委に緊急要望書を提出されました。

 

安全、円滑な滞在・活動移動確保に、各教育委員会・学校現場が「大きな不安を抱えている」として懸念事項と必要な環境整備を列挙しています。

 

来場ピーク時にバスを利用できるのは、全体の4,4%に過ぎず、利用した場合も駐車場から会場入り口まで800mから1キロの徒歩移動が必要で小学校低学年には厳しい。

 

また、公共交通機関も発着駅での混雑等を考慮すると、配慮が必要な児童・生徒の利用は困難を伴うと述べています。

 

小学校が優先される2千人収容の屋根付き団体休憩所は、ピーク時には1日約6700人の児童の入場が見込まれ、スケジュールを綿密に組んでも混乱が想定される。

 

利用できない中学校は学校ごとに食事をとれるのか、熱中症回避の日陰はあるのか、雨が降ったらどうするのか、

 

地震、津波等災害時の避難方法、事故等警察や消防との連携状況など、多くの不安要素があると述べられています。

 

最後にお聞きします。多くの課題がある中で、教育委員会として安全に参加できると考えているのかお尋ねいたします。

 

(  安心・安全な移動環境を確保することが重要であると認識している。子ども達が安全に参加できるよう大阪府教育庁に働きかけていく  )

 

(資料1)をご覧ください。

3月28日にトイレ工事現場で爆発事故が起こりました。

 

爆発が起きた夢洲1区は現役の廃棄物の処分場で可燃性メタンガスが発生し続けています。

 

当初、2025年日本万博協会は79本のガス抜き管のうち万博で邪魔になる14か所は排出口を移設するので問題がないと説明してきました。

 

この事故により前提が崩れ去りました。

協会は他のエリアは「建設残土等で埋め立てられ、可燃性ガスの発生はない」と発表しましたが、メタンガスは夢洲地区の地下鉄工事でも見つかりました。

 

交野市の山本市長は、5月24日に会見を開きました。

 

市内小中学校13校で万博無料招待事業に参加希望の学校は1校もないと言うものでした。

 

その理由として1つ目に学年が変わった直後や暑い時期などを除く5月から6月に来場者が集中する。

 

2つ目に大阪府が確保するバスは10台で、交野市に回る可能性が極めて低い。

 

3つ目に市独自にバスを確保した場合、1台15万円で1人当たり5千円。市負担なら3千万円以上になる。

 

4つ目に電車利用の場合、最大2万人の利用が想定され、非常に危険。

 

5つ目にパビリオンは1館くらいしか行けず、選択もできないのに子供たちが満足するのか疑問。

 

最後に爆発事故発生と大幅な報告の遅れで安全確保に大きな懸念があることを上げられました。

 

お聞きになられた皆さんは、先に紹介した市町村の教育長の要望書、交野市長の記者会見の内容をどう受け止められますか。

現段階では、不安材料は何も解決されていません。

 

学校の校外学習は教育的意義をふまえ、安全に行われるのが大前提です。

 

大阪府の責任で安心・安全が確保されるべきです。

 

今後、下見の日程も含めて色々と明らかになって来ると考えます。

 

教育委員会としては、大阪府教育庁から知りえた情報は、各学校現場に速やかに周知していただき、各学校は、不安材料が残ったり、子ども達の安全確保が難しいと判断した場合は、不参加の決断をすべきであると考えます。