35人学級を来年度小学校全学年に実施する考えについて
2日(火)は、習字の日。
久しぶりによう寝ました。
すっきりした中での登校見守り挨拶活動。
いつもお母さんの後ろに乗って大きな声で挨拶をしてくれる保育園に通う男の子。
踏切待ちが長かったので、「何組」と尋ねると「ライオン組」と答えてくれました。
お母さん曰く「来年から小学校です。」
やっくんは、17分に妹さんと登校してきました。
「えらーい。早いやん」と言うと「教室の掃除してたら、ヤモリおったでー」と嬉しそうに報告してくれました。
市役所へ。
各会派への意見書の賛同まわり。
議会だよりの原稿づくり。
ニュースの原稿づくり。
不認定の討論づくり。
頭を使う苦手な仕事が続きました。
質問その⑤
答弁は、簡素化しています。
整理番号62 35人学級を来年度小学校全学年に実施する考えについてお尋ねいたします。
国の制度に則り、適切な学級編成に努める。
私は、この少人数学級の問題は、この16年間繰り返し議会で取り上げてきました。
議事録を調べましたが、平成29年度をのぞけば、毎年度要望してまいりました。
そして、やっと文部科学省が40年ぶりに学級定数の改正をして、令和3年から2年生、令和4年から3年生、5年かけて小学校全学年に35人学級を導入することが決まりました。
以前は、3年生以上は大集団の下、切磋琢磨する、数学などは少人数指導している、ずっとそういう答弁が続きました。
特にコロナ禍の中での教育環境です。
昨年の6月議会での質問で、20人クラスと40人クラスの子どもの距離的な間隔をお聞きしました。
答弁では、40人クラスでは隣同士が約1メートル、前後が85センチ程度と言われました。実際に学校現場に行ってみると、教室の広さは8メートル掛ける8メートルです。
横も縦も65センチしか子どもたちの間隔は離れていない密状態の教室でした。
新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の新しい生活様式の実践例では、身体的距離の確保では、できるだけ2メートル、最低でも1メートル空けるとされています。
教頭先生が言われていました。
私みたいな体あったら机と机の間通ることでけへん。
たまたまこのクラスは細い先生やから机と机の間通れるけど、私みたいな体あったら横向きで歩かなあかん」、それだけの密状態です。
これ、このまま放置しておいて問題ないんでしょうか。
行政としての責任が問われます。と指摘しました。
お聞きしますが、大阪府教育委員会が平成23年度少人数学級編成に係る研究報告を出されました。
少人数学級編成に効果が4点述べられています。
どのような項目が報告されているのかお尋ねします。
1点目は、教師が一人ひとりの子どもの話をしっかり聞くなど、きめ細やかな対応をすることで欠席率が減少した。
2点目は、子どもが学校で充実した生活を送っている。
3点目は、児童の学力が向上している。
4点目は、きめ細やかな指導が出来、基礎学力の定着につながる。
欠席者の減少、子どもたちが充実した学校生活を送っている。
学力向上。
基礎学力の向上です。
コロナ禍の中で、今まで以上に子どもたちは何らかのストレスを抱えています。
学校は本来、人との関わりの中で、子どもたちの人間的な成長、発達を保障する場です。
この10年間で、学校が嫌いな子どもたちが増えてきました。
これまでも何度も言ってきましたが、だからこそ、大阪府内の多くの自治体で独自に教員を雇用し、少人数学級を拡充させているんです。
池田市、豊中市、箕面市、高槻市、寝屋川市、枚方市、門真市、大東市、交野市、東大阪市、堺市、富田林市、和泉市、泉佐野市、忠岡町等で、毎年増えてきています。
本当に子どもたちに寄り添う気持ちがあるのであれば、柏原市として、来年度小学校全学年に35人学級に拡充させるべきであることを強く訴えます。
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