障がい者施設で働く皆さんへ
私も16年間、民間の知的・身障の障がい者施設で働いてきました。
障害がある方の労働・発達保障を大切にし、仲間(利用者)や家族に寄り添いながら働いてきましたが、このたび、社会福祉法が大改悪されました。
今年から、長男も私の影響かどうかわかりませんが、障がい者施設に就職し、毎日一生懸命働いています。
国の公的責任を投げ捨て、福祉労働者いじめをする政治に怒りがいっぱいです。以下は「しんぶん赤旗」の記事です。
社会福祉法改悪案が29日の衆院厚生労働委員会で自民、公明、民主、維新の賛成多数で可決され、日本共産党は反対しました。
法案は、実態のない「内部留保」を前提に営利企業との「公平性」を強調し、すべての社会福祉法人に無料・低額の福祉サービス提供の責務を課すとともに、「余裕財産」の地域公益活動への投下を義務づけます。
反対討論に立った日本共産党の堀内照文議員は「格差・貧困の拡大や福祉制度の後退で生じた問題への対処を社会福祉法人に肩代わりさせようとするもので、さらなる制度後退につながる」と批判。利用者サービスの質・量の低下、労働者の処遇悪化につながり、現在の低い水準の報酬単価、配置基準を放置したまま新たな責務を課すことは許されないと述べました。障害者施設への退職共済の公費助成廃止については、「低い賃金水準のうえ、退職金も保証されなければ、人手不足に拍車をかける」と指摘しました。
堀内氏は、制度のない頃から「自分たちで作るしかない」と苦労して共同作業所を作ってきた女性が「内部留保などとんでもない。人間らしく暮らせる場となるよう改善こそ望みます」と訴える手紙を紹介。「社会福祉制度が国民の権利であることを否定し公的責任を投げ捨て、社会福祉法人の役割の変質を迫るものであり廃案にすべきだ」と強調しました。
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