介護保険 低所得者の介護保険料の差押えを近隣市の八尾、藤井寺・羽曳野市が行わない中で、柏原市が実施する理由について⑥
冷え込む中での見守り活動でした。
昨日のご近所の方の声は、「子ども達が仮歩道を通らず住宅側を登校し危ない」というご指摘でした。
学校側に確認すると、特に仮歩道を通り登校するようには、指導していない」ということでした。
「仮歩道を登校するように言います」を学校側に確認をしました。
8月25日の登校風景。
登校する子ども達に、「今日から、仮歩道を通りましょう。車が通っても安全やから」と促しました。
全員、仮歩道を通って通学してくれました。
今日は、厚生文教委員会が行われました。
私は、「議案90号 柏原市立教育・保育施設条例の制定について」に対し質疑をいたしました。
本会議での個人質疑でも取り上げた問題です。
来年度(再来年度)から、4つの公立幼稚園が廃園になり、地域にある公立保育所が認定こども園になる内容の議案です。
特に問題視したことは、市民への合意形成の手法でした。
「市の広報やパブリックコメントをとり、区長さんにも説明した」という答弁の繰り返しでした。
私は、「公立幼稚園が廃園になる。当然、住民説明会をするべきだ」と強く指摘しました。
市長にも、質疑を行い、公約との関係や柏原市まちづくり基本条例の観点から姿勢を正しました。
私と市長の席は近すぎです。
委員会に付託された4議案は、全会一致で可決されました。
22日の最終本会議で審議する、補正予算の追加議案が出されました、
市役所は、大和川沿いにあるため、風が強い。
午後からは、大県事務所に印刷屋さんに発注していた市民アンケートと封筒が納品されました。
柏原市内全戸配付します。
4ヵ所の事務所分に分けました。
最後の質問の個人質問⑥です。
あくまでも質問原稿なので、本番は言い回しなどは、少し変わっている場合があります。
また、答弁は、趣旨だけを簡略化します。
整理番号 69 介護保険 低所得者の介護保険料の差押えを近隣市の八尾、藤井寺・羽曳野市が行わない中で、柏原市が実施する理由についてお尋ねいたします。
答弁 督促、催告、訪問や電話などで納付相談を行っている。公平性を保つために、財産調査を行ったうえで、差し押さえによる滞納処分を行っている。
この問題も2年前に取り上げました。
答弁もほぼ同じです。
同じはずです。
2年前冨宅市長に答弁を求めました。
このように言われました。
「私自身としては、職員の頑張りというのは、評価していきたいなと思っておりますし、差し押さえについては、様々な収納努力をした末の一つの手段として、考えておりますので、引き続き早期納付の取り組みについて強化をしていきたいなと考えております」と答弁されました。
職員さんの頑張りを評価され、引き続き取り立てる。
何が身を切る改革ですか。市民の暮らし切り捨ててどうするんですか。
資料からも明らかです。
介護保険料の差し押さえが中野市長時代は3件。
2017年度が66件。
2018年度が65件。
2019年度は、9件でした。
その間も、八尾市はゼロ件。
羽曳野市もゼロ件。
藤井寺市は、2018年度だけが1件あり、あとの年度はゼロ件でした。
一体、この違いは、なんなんですか。
教えてください。
近隣市は介護保険料の差し押さえをしていません。
どう考えますか。
答弁を求めます。
答弁 ゼロとなっている他市の事情は承知していない。職員が手間を惜しまず、職責を全うした結果である。
国保の差し押さえと同じお答えです。
国保の差し押さえと介護保険料の差し押さえを同じ視点で見るのは、間違っています。
これもまた、是非とも、近隣3市の介護保険を担当する部長に問い合わせてください。
理由がわかるはずです。
介護保険料は、基本的には、年金天引きです。納付書で徴収される方は、1か月で年金額が15000円以内の低所得の方だけです。
どうか考え方を改めるべきです。
来年度から介護保険制度は第8期に入ります。
2000年に始まりましたが、3年ごとに保険料の改定が行われます。
平均保険料は2倍以上になりました。
逆に高齢者の方の年金額は減り続けています。
第1期の全国の平均保険料、つまり基準保険料は2911円でした。
現在の7期の基準保険料は、5869円です。
柏原市は、6407円です。
しかも、介護サービスの取り上げ、介護施設の慢性的な不足で、介護難民、介護離職が社会問題になっています。
保険あって介護なしという状況です。
さらに菅政権は、今年度、総合事業の対象を要介護者にも広げることを含んだ省令改正まで強行しています。
他の市にも考え方を聞いていただき、柏原市における介護保険料の滞納者に対しての差し押さえを行わないことを強く求めて、質疑・質問を終わります。
最後までのご清聴ありがとうございました。