日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

35人学級を小学校3年生以上に拡充させる考えについて

最近は、議会中で頭の使い過ぎもあり、少しダルオモ😵での登校見守り活動になりました。

蒸し暑くハンカチで汗をふきふきでした。

みんな、元気に登校していました。

 

市役所では、総務産業委員会が開催されました。

いつもは、委員会室で行うのですが、密を防ぐこともあり、本会議場で行われました。

残念ながら日本共産党の議員は、出席出来ていません。

私は、控室で視聴しながら厚生文教委員会対を行いました。

委員会準備は、やはり、決算審査もあるのでかなりハードです。

明日に最終準備(原稿チェック、蛍光ペンチェック等々)を行います。

 

15日に行った個人質問の3問目です。

あくまでも準備していた原稿なので本番は、少し、言い回しなどが変わっている場合もあります。

そして、答弁は、要点だけをまとめました。

整理番号80 35人学級を小学校3年生以上に拡充させる考えについて6月議会でも取り上げましたが、現段階のお考えをお尋ねいたします。

子どもにとって最善の学習環境について、国の動向も注視しながら、検討してまいります。   

6月議会の答弁に比べ、ほんの少しだけ前進したと考えます。

 

文部科学省の動きも言われましたが、文部科学省は、小・中・高・特別支援学校の校長会会長らのよる意見交換会を開きました。

参加者から少人数学級の検討を求める声が上がる中で、萩生田大臣は、現状の40人学級の編成を変えないのなら教室が狭すぎ、教室の広さを変えないのであれば児童・生徒を減らさなければならないとの認識を示しました。

 

このような状況がある中、長野県内の全ての小中学校で35人以下学級編成をしている阿部知事は、我々大人が最大限サポートしていくことが必要で、子ども達一人ひとりに応じたきめ細やかな指導が行えるよう少人数学級の必要性を国に対しても訴えています。

 

学習面・生活面でも効果があると断言されています。

長野県では、2018年度までに全学年で35人学級編成をされました。

全国学力テストの結果をみても、35人学級実施校とやっていない学校で比較すると、実施校の平均点が改善する結果が出ています。

 

また、少人数学級の導入後、問題行動が減るなど、学校生活の様々な面でプラスの効果があると指摘されされいます。

 

ここで、お聞きしますが、私は、コロナの問題が起きる以前から、議員になり15年間一貫して少人数学級の必要性を訴えてきましたが、教育委員会として、どのように認識されているのかお尋ねいたします。

 

少人数学級を否定するものではありません。教育長から大阪府の教育長協議会に要望を提出し、文部科学省のもまとめたものを提出し、今後も引き続き要望します。

 

 15年間で初めて必要性があるという答弁です。

だから柏原市として独自に実施することを要望しているんです。

 

国は、小学校1年だけ。だから柏原市では、2年生で1クラス20名のクラスが3年生になると40人のクラスになるんです。

 

まず、コロナ禍のなかでの教育環境です。

6月議会での質問で、20人クラスと40人クラスの子どもの距離的な間隔をお聞きしました。

 

答弁では、40人では、「隣同士が約1m、前後が85cm程度と言われました。

実際に現場に行って計ってきました。

教室の広さは、8m×8mです。横も楯も65cmしか子ども達の間隔は、離れていない密状態の教室でした。

 

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の「新しい生活様式」の実践例では、身体的距離の確保では、出来るだけ2m、最低でも1m空けるとされています。

40人のクラスであれば、柏原の子ども達の現状は、横も楯も65cmしかありません。

このまま放置しておいて問題がないんですか。

 

行政としての責任が問われます。

コロナ禍の中で、今まで以上に子ども達は、何らかのストレスを抱えています。

 

学校は、本来、人との関わり合いの中で、子ども達の人間的な成長・発達を保障する場です。

 

国会においては、超党派の国会議員でつくる発達障がい児の支援を考える議員連名が2021年度予算の概算要求に向け、コロナ対策として、「通常の学級における発達障害児の教育の充実という観点からも少人数による細やかな対応のため、学級規模を縮小すること」などを萩生田文科大臣に申し入れしました。

 

日本共産党からは、畑野きみえ議員、自民党からは、野田せいこ議員、公明党からは、山本ひろし議員が参加されました。

 

教育といえば、学力の向上とよく耳にします。

私は、全国学力テストに否定的ですが、あえて使います。

 

2019年度総合正答率ランキング1位は、秋田県と石川県でした。

大阪府は46位です。確かに、所得や家族構成等様々な要因はあります。

 

少人数学級がどうなっているかを見ます。

秋田県は、小学1年生から中学3年生まで30人程度となっています。

35人クラスも40人クラスもありません。

 

石川県では、小学1年生から4年生が35人学級と中学校1年生が35人学級です。

 

全国学テで順位が低調だった、沖縄県も努力をされ、小学校1年2年生は、30人学級、小学3年生から中学1年生までは、35人学級になっています。

 

ほとんどの都道府県で国の制度の不十分さを克服するために独自で拡充されています。

 

ちなみに46位で子ども達をテスト付けにしている大阪府は、小学校2年生までの35人学級で全国最下位です。

この10年間で、学校が嫌いな子ども達も増えてきました。

 

これまでも何度も行ってきましたが、だからこそ、大阪府内の多くの自治体で、独自に教員を雇用し、少人数学級を拡充させているんです。

 

本当に子ども達に寄り添う気持ちが柏原市にあるのであれば、柏原市としても小学3年生以上に少人数学級を拡充させるべきであることを訴えまして、

質問を終わります。

ご協力とご清聴、ありがとうございました。

(時間は、25分ぴったしでした。)