法善寺駅も地上改札に・・10年かかりました
10月1日(土)は、国際高齢者デー。
昨晩遅くに、知り合いの1人暮らしのご婦人から電話がありました。
「血圧も上がり、脈も速くなり、呼吸もしにくい。どうしたらええの」のいうものでした。
「救急車を呼ぶか、受け入れ病院があるのなら、私が車でお迎えに行きますよ」
「でも救急車は・・・」から始まり、色々と仕事のお話や娘さんの話などが続きました。
1時間ほどお話をする体調が落ち着いてきたとのことでした。
「何時でもいいから体調が悪くなったら携帯に連絡ください」で落ち着きました。
しんぶん赤旗の配達からスタート。
その後は、しんぶん赤旗日曜版の配達へ。
山間部では、明るくなってきました。
朝陽に色づく雲は美しかった。
早朝に昨晩の方から電話が。
体調は落ち着いたとお元気な声になっていました。
よかった。
生活相談がありました。
年金の問題でした。
午後からは、ニュース原稿づくりに悪戦苦闘しました。
2012年から取り組んできました駅のバリアフリー化。
この程、近鉄法善寺駅も上下線とも地上改札口が完成しました。
署名活動から開始し、近鉄本社と懇談や議会で繰り返し要望し、実現するまでに10年かかりました。
近鉄・柏原市・国を動かす大きな事業でした。
堅下駅の国分方面。
上本町方面。
法善寺駅の国分方面。
上本町方面。
この間の流れ。
私がこの問題を取り上げたのは、平成26年6月議会の個人質問でした。
その時の答弁は「当該事業は、国、近畿日本鉄道株式会社、柏原市がそれぞれ費用を負担し、近鉄が事業主体となり実施するものであり、
1駅当たりの事業費が多額なことから、それぞれの財政状況を考慮しながら、関係機関と十分協議を重ね、検討してまいりたいと考えております」というものでした。
検討でした💢。
この答弁に対し、
私も平成26年6月6日に上本町にある近鉄本社に行って、地域の方と協力し集めた「エレベーター設置の要望署名2000筆以上を持って、バリアフリー化の要望書は提出してまいりました。
近鉄さんは、やる気になってくれていることも、申し上げ、再度バリアフリー化のお考えをお尋ねしました。
当時の担当部長は、山本整備部長でした。
本市といたしましては、バリアフリー基本構想で位置づけてある特定経路の整備、これは先ほど答弁しました平成15年3月に設置したものでございますが、それの特定経路の整備に未完成箇所もございますことから、
今後は、未完成の特定経路及び近鉄法善寺駅と堅下駅も含めて、早期着手に向けて検討💢していきたいなと思ってございます。
やっぱり、検討💢でした。
そして1年後、平成27年6月でも同じ質問・要望をしました。
そうすると、検討から協議🎵に答弁が前進しました。
答弁では、「鉄道駅にエレベーターや多目的トイレ等を設置するには、非常に高額な予算を確保する必要がございます。
したがいまして、財源を確保するために国土交通省や大阪府と協議を重ねるとともに、早期実用化に向け、できるだけ早くエレベーターが稼働するよう、
近鉄と協議🎵を行いたいと考えております。」と協議に前進しました。
さらに、昨年平成28年6月議会では、平尾都市整備部長から答弁をいただきました。
結果的には、改正された基本方針に基づくバリアフリー基本構想を策定することが財源を確保できる一番の方法であるため、
平成29年度から平成30年度の2カ年で新たなバリアフリー基本構想の策定を行う予定でございます。
そして、策定後、早期にバリアフリー化事業に着手していただきますよう近鉄と引き続き協議🎵を進めてまいりたいと考えております。
と具体的な年度も示され予定🎶となりました。
検討💢から始まり、協議🎵になり、予定化され、今回、予算化🎶されたわけです。
ここで、一点だけお聞きします、
今回取りました、市民アンケートに
「エレベーター設置反対。
駅の両サイドにある、通用出入り口を工夫すれば、税金をかけなくてもいい」
という意見もありますが、この意見に対してはどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。
部長(近鉄として、切符販売機設置費用や駅員配置などの人件費等も柏原市で出すように言われていることや安全面などから現実的ではない)
つい先日も、大きな旅行かばんをもたれた、若い女性が、通用門から出ようとして、インターホーンで、八尾駅の駅員さんと会話されていましたが、
切符を買わず、ICカードを使用されていたので、混乱されていました。
高齢者の方にも、そして、子育て真っ最中のお母さん、お父さんからも期待されています。
1日でも早く、法善寺駅・堅下駅にエレベーターを設置していただくことをお願いしておきます❗❗❗。
2017年8月23日
法善寺・堅下駅にエレベーター設置に向け、2017年6月議会において関連する予算が提案、可決されました。
日本共産党国会議員団近畿ブロック事務所として、近鉄と交渉を行いました。
大阪府・奈良県・京都府の地方議員と辰巳コウタロー参議院の秘書(国会開会中のため)総勢20名が参加しました。
近鉄側は、鉄道本部大阪統括部の運輸部運行課・営業課・工務課の各課長さんが対応してくれました。
①駅の無人化の問題
②エレベーターの設置
③踏切・危険箇所の安全対策
以上のことを中心に各自治体の実態を伝え改善を求めました。
私は、大阪教育大学前駅のエレベーター設置のお礼を申し述べ、22日(月)に、法善寺駅構内で起こった人身事故も紹介し、写真を提示して命と安全が問われる問題として、法善寺駅・堅下駅の時間帯での駅員無人化の改善とエレベーター設置の緊急性を訴えました。
特に大阪府下の61駅ある中で、終日無人駅3駅(柏原南口駅)・一時無人駅が5駅ある中で、そのうちの2駅が法善寺駅・堅下駅という柏原の実態を伝えました。
奈良県の議員さんからは、高校の女子生徒が、クラブ活動で遅くなり、駅員さんがいない時はトイレに怖くていけないという声も伝えていました。
法善寺駅も八尾翠翔高校の生徒さんが多く利用されています。
近鉄側としては、実態を上司に伝え検討していくとの回答でした。
丁寧に対応していただきありがとうございました。
翌日のしんぶん赤旗に記事が載りました。
写真は、近畿日本鉄道会社 取締役社長あての要望書を提出したときの物です。
私も後列中央に写っています。
2019年2月の橋本みつおニュースより。