日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

信じられない思いと怒り

神奈川県相模原市にある知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が殺害される事件が起こりました。

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容疑者である人物は、元この施設の職員である。

しかも、殺害された利用者の方々は最重度の障害がある人。

私は、11年前までは、16年間、通所の知的・身体障害者施設の職員をしていました。

私の勤めていた社会福祉法人は、「どんな重い障害があっても、働くことができる。人間として成長できる」という信念で運営されていました。

したがって、他の施設では受け入れてもらうことができない重度障害者と言われる知的障害(療育手帳A)や身体障害(身障手帳1級)、そして重複する最重度の利用者(私たちは仲間と呼んでいました)が通所する施設でした。

ショートステイ(宿泊を伴う)事業もいていたので、夕食をとり、入浴援助など宿泊を伴う夜勤勤務もしていました。

自閉症、ダウン症など様々な障害ある利用者の方と共に働き、発達保障を大切にして働く中で、利用者の方やその家族の方々から多くのことを学ぶことができました。

16年間の経験は今の私の原点になっています。

久しぶりにアルバムをめくりました。

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学生時代サークルの関係でボランティアをしたのが就職したきっかけでした。

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六甲山の人口スキー場にも行きました。

仲間との旅行の時、観光バスで担当の仲間がづづきで窓ガラスを割ってしまったこともありました。私が窓側に座るべきでした。

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クリスマス会では、一緒に「あわてんぼうのサンタクロース」を歌いました。

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今回の事件は、信じられない思いと怒りでいっぱいです。

本日(27日・水)は、午後から議員研修会があり八尾市に行ってきました。やはり今日は足と腰が超筋肉痛です。

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わたなべ結さんのTwitterより

狂気の事件。経過を報道するニュースを見て、いいようの無い怒りと悲しさなどの感情に、テレビを見ていて気分が悪くなりました。

色んな方が指摘されているように、今回の事件の背景、真相を明らかにし、2度とこうしたことが起きないように社会全体で考え、手だてをうたないといけない。この事件の報道の仕方によって、障害者への新たな偏見や差別が生まれないようにすることも含め、差別や偏見と向き合い無くしていく不断の努力が必要だと痛感させられました。

亡くなられた方のご冥福を、負傷された方の一日も早い回復を心からお祈り致します。