日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

教育面・生活面・3密をさける必要性からも効果がある少人数学級を小学校3年生以上に拡充させる考えについて

通常授業3日目の水曜日。

晴天。

今日の見守り活動は・・・色々な出会いがありました。

 

①高校時代の先生が八尾翠翔高校で働いていらっしゃいました。

私も事を覚えてくれていました。

その当時はマドンナ的存在でした。

 

②党員さんの孫さんで小学生の時から知り合いで、一緒に遊び、よく抱きつかれていました。

時が過ぎ・・・自転車で登校する高校生になっていました。

 

③小学2年生のお子さんを育てるお母さんとお話が出来ました。

「毎日、ここに立っていただけるのですか」とお話されてきました。

「今週だけは、毎日ですが、来週からは週1回を予定しています」

 

三重県の名張市から柏原市に引っ越しをされました。

お子さんの通学が心配で途中まで一緒に来られています。

「踏切を渡ることと、恩智川の交差点が心配です。」とのことでした。

少人数学級や給食費の無償化の話で盛り上がり、10分ほど立ち話をしました。

 

市役所での委員会対策もラストスパートをかけました。

個人質問の最後です。

整理番号58 教育面・生活面・3密をさける必要性からも効果がある少人数学級を小学校3年生以上に拡充させる考えについてお尋ねいたします。

 

( 分散登校では、細やかな目配りが出来る少人数の効果がりました。子どもは大勢で学ぶことで鍛えられ、育つ面もある。国・大阪府の方針に従いながら、柏原市の児童生徒の実態をを見極め、判断したい)

今、コロナ禍のもと、身体的距離の確保のためにも必要な少人数学級は、分散登校を経験した現場から、改めて教育的効果を実感したとの声が上がっています。

 

現場の先生の声を紹介します。

 

「クラス人数の多い学級も、この間の半数づつの分散登校で、子ども達は落ち着いて学習で来ている。

不登校の子供もクラスに入りやすい状況である。

今後も、20人から25人以下学級のために教員の増員を望みたい」という声です。

 

本来4月から始まる1学期は、子ども達が新たな人間関係を築き、教員がそれぞれの個性を見るため行事も多くありました。

 

しかし、6月から始まる新学期は、教員は、子どもの内面が見えにくく色々なアンテナをはっていかなければなりません。

 

コロナ感染対策等、現場の先生方のあまりにも増える負担が心配です。

 

事前に各小学校・中学校の学年別の生徒数の資料をいただきました。

 

すでに1クラス3人から多くても16人という少人数学級になっている堅上小中学校を除き資料からわかったことがあります。

 

小学校では、2つの学校の2年生で35人学級のため1クラス20人です。

しかし、このままでいくと3年生になれば、1クラス39人、40人クラスになります。

 

小学校では、1クラス36人以上は、6学年あります。

中学校では、36人以上は、7学年あります。

 

まず、お聞きしたいのですが、国分小学校です。

6年生は、118人です。

 

本来40人学級では、3クラスで39人ほどのクラスになるのですが、4クラスになり、30人ほどのクラス編成になっています。

その理由をお尋ねいたします。

 

( 国分東小学校との統合があり、大阪府より統合に係る加配教員を配置していただいた。児童が新しい学校生活にスムーズになじむように活用した)

 

柏原市教育委員会が強く大阪府に訴えて、先生を独自に1人確保して、35人学級が出来ました。

やる気になれば出来るんではありませんか。

私は、大変うれしく思います。

 

このことは、平成30年9月議会で要望しました。

議事録では、「国分東小学校の4年の子が今度6年生になると15人で授業を受けていた子ども達が国分小学校に行った途端に38人ぐらいになる。」と言って指摘しました。

それに対して「想定される課題につきましては、1つ1つ丁寧に対応していきたい」という答弁でした。

 

しかし現在、国分小学校の3年生と5年生は、38人クラスという課題は残っています。

 

そして、特に問題があるのが、柏原東小学校の6年生です。

1クラスしかなく在籍生徒は、支援学級に通級する児童を含めると43人です。

 

ほかの学校でも40人クラスは、小学校で1学年。

中学校で2学年あります。

 

ここでお聞きしますが、1クラス20人と40人の児童同士の間隔はどのような違いがありますか。

お尋ねいたします。

 

( 40人では、1mと前後が85cm。20人では、2mと前後が150cmです)

 

倍の距離的違いが判りました。

 

事前に議長にメジャーの持ち込みの許可をいただいています。

1mと2mを示す)こんなにも違いがあります。

 

新型コロナウイルス感染症対策専門会議は、「新しい生活様式」として、「身体的距離の確保」を呼びかけ、人との間隔は、出来るだけ2m、最低でも1m空ける事」を基本としています。

 

「身体的距離の確保」を「新しい生活様式」の重要な1つとして社会全体で取り組んでいる時に、教室を例外とすることは、重大な問題です。

 

国立成育医療センターのコロナ・子どもアンケートでは、76%の子どもが「困りごと」として、「お友達に会えない」。「外で遊べない」51%。「勉強が心配」50%と続いています。

 

各種のアンケート調査には、「イライラする」「夜寝れなくなった」「何もやる気がしない」などの子どもの痛切な声が記されています。

 

だからこそ、かつてない学習の遅れと格差に対しては、子ども1人ひとりに対して丁寧に教えることが欠かせません。

ほとんどの都道府県独自に少人数学級を実施しています。

国には、小学1年のみに少人数学級。

 

大阪府は小学2年生のみです。

近畿圏では、兵庫県小学4年生まで。

 

そして、京都・奈良・滋賀・和歌山県は、それぞれ中学3年生まで少人数学級を実施しています。

 

大阪府は、異常に遅れています。

 

今日から通常の授業が始まったばかりです。

夏休み後の2学期からでも1クラス40人のクラスは、少人数学級を取り入れ20人学級にするべきです

このことを強く訴えまして、質問を終わります。

最後までのご清聴・ご協力ありがとうございました。