日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

皆さんに感謝申し上げます

令和2年柏原市議会第2回定例会の最終本会議が開催されました。

「議案第52号柏原市自動車駐車場条例の一部改正について」に対して私の出した結論は、賛成でした。

賛成3名・反対2名の討論が行われました。

 

採決の結果、自民党(大坪議員除く)・公明党と他の会派が反対され、反対9名・賛成6名で否決されました。

私の賛成討論を紹介します。

日本共産党の橋本みつおでございます。私は、議案第52号柏原市自動車駐車場条例の一部改正について賛成の立場で討論を行います。

まず初めに、今回賛成か反対かの態度表明に対し悩みました。

そこで、もう1度本会議と総務産業委員会での議員の質疑と理事者の答弁を改めて聞き直し書きとめ、インターネットで関係書類を集め、慎重に私なりに考えました。

そのうえで、理事者側に指摘したいことがあります。

委員会でも副市長から答弁がありましたが、担当課の言葉足らず、そして、事前の明確な資料の提示がありませんでした。

議案を上程する以上、充分に理論武装をし、資料も提示することは当たり前のことです。

なぜ、反対する議員が出たのか。

東京都立川市でも同じような条例改正の提案がされました。

柏原市との大きな違いは、議会に上程するまでに、指定管理者募集に係る詳細の決定をされています。

しかし、今回、その議論がなかったため、答弁内容にも不十分さが出たのではないでしょうか。

このことは、担当課をはじめ市長をトップとする理事者側に苦言を申し上げます。

 

しかしながら、今回の条例は、柏原駅西口と東口にある自動車駐車場の運営を指定管理者制度を導入し、その業者の収入となる使用料金に変更する条例改正です。

大切にしなければいけない視点は2つです。

市民にとっていいのか悪いのか。

2つ目は柏原市にとっていいのか悪いのかです。

この視点に立ち考えた結果が賛成であります。

賛成をする理由の1点目が市民にとってです。

民間活力を導入することで、住民サービスの向上を目的としています。

現在の利用率は西口35%、東口10%です。利用率を上げるため、柏原市のチェックのもと近隣の民間駐車場が実施しているように時間帯による使用料金の引き下げ、また、1日の使用料金の限度額の引き下げや他市の事例では、民間業者が独自に電気自動車の充電サービスをするなどドライバーに利便性の高いサービス提供の可能性が生まれます。

このことは、市民にとってはよいことです。

 

2つ目に賛成する理由として、柏原市にとってです。

人口が減少し続け、ドライバー人口が減り、高齢者の免許書返納が叫ばれ、若者の免許書保有率が下がる中で、このままでは、利用料金の減少は目に見えています。

しかも今回は、老朽化したバーが開閉する料金機をメーカーから早期に更新する指摘を受けています。

予算ベースでは1000万円が必要です。

今回の提案では、料金機の更新も民間事業者が行うとこや基本納付額として、300万円を柏原市へ納付してもらい、想定した以上の収益がある場合、何%納付してもらう事を条件の提起をするという答弁もありました。

柏原市とっては、得することはあっても損をすることはありません。

現在多くの自治体が駐車場の指定管理者制度を導入しています。

民間のノウハウを活用し公の施設管理を民間企業が行うことにより、住民サービスの向上が図られ、安定した収入が見込まれる今回の条例の一部改正について反対する理由はありません。

民間業者の提案に期待しようではありませんか。

以上の理由により、議案第52号柏原市自動車駐車場条例の一部改正についての賛成の討論といたします。

議員の皆様方のご同意を心からお願い申しあげ討論を終わります。

ご清聴ありがとうございました。

 

いかがでしたでしょうか。

ご意見やご感想があればコメントください。

本会議の画像は後日、柏原市議会のホームページにアップされます。

 

 

本会議終了後は、議長応接室で議員表彰の授与式が行われました。

15年議員3名と10年議員1名でした。

私以外は皆さん自民党の議員さんでした。

私は、全国市議会議長会より、15年表彰をいただきました。

長きにわたり日本共産党の議員として仕事を続けられたのも党員の皆さんを始め、後援会の皆さんや私を応援していただいている多くの皆さんのおかげです。

本当にありがとうございます。感謝申し上げます。

これからも全力で頑張ってまいりますでよろしくお願いいたします。