福井市立図書館について(行政視察)



ドーミーイン金沢(ビジネスホテル)で更新しました。
しんぶん赤旗の主張。
公営住宅の修繕費/退去時の高額な請求はやめよ
記事。
万博の安全 責任体制を/参院委で山下氏 爆発濃度ガス問題で提起
16日(水)は、ボーイズビーアンビシャスデー。
厚生文教委員会の行政視察1日目です。
視察内容は、福井市立図書館についてでした。
県庁所在地の福井市は、人口約25万人です。
令和4年からリニューアル工事(総工費約21億円)を実施し、令和6年の5月にオープンしました。3階建てで市内の公共施設で初となる省エネ効果が高く環境に配慮した建築物です。
また、本棚の一部に県産材が使われ、温かみのある雰囲気になっていました。
1階には、テラス席が設けられ、晴れた日には屋外で読書ができます。
また、会議室や多目的ホール、キッチンスペースがある「地域交流センター」も併設されていました。
司書の職員(正規)さんが各議員の質問に答えてくれました。
さすが専門職と思いました。
館内を説明しながら案内していただきました。
基本理念が素晴らしい。
「主役である市民が本を読む、借りるだけでなく、集い、学習し、交流し、課題解決を行うことのできる「市民とともに成長する図書館」
柏原市の司書さんは、皆さん会計年度職員(非正規)です。
柏原市では、市民文化センター(1階が図書館、2階・3階は公民館)を耐震補強し、長寿命化工事計画が進めらています。
令和9年5月にオープン予定です。
議会でも、建て替えを行い、生涯学習センター機能を持たせる必要があると指摘していました。
2023年12月議会での個人質問
整理番号34 図書館、公民館がはいる市民文化センターを建て替える考えについてお尋ねいたします。
9月議会で示された耐震補強に加え、長寿命工事を検討している。交付税措置のある国からの起債の活用があり、市の財政負担を軽減できる。建て替えには、着工までに相当のの時間ががかかる。
市民の方の声です。
「図書館を新築し文化レベルを下げない」と言うものです。
1981年昭和56年に建設され45年が経っています。
建物の耐用年数の設定には、コンクリート寿命として60年と言われています。
後15年です。
まず、図書館です。
近隣市の図書館に比べても貧弱です。
本の数も圧倒的に少ないです。
座って本を読む机の座席数も少ないです。
理由は、延床面積が狭いからです。
柏原市の図書館行政の質が問われています。
耐震補強には、構造上、筋交いが内側に行われる可能性があるとも聞いています。
そうするとますます、狭くなります。
次に公民館です。
社会教育法の第3条国及び地方公共団体の任務です。社会教育の奨励に必要な施設の設置及び運営集会の開催、資料の作成、その他の方法により、すべての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して自ら実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境を醸成(じょうせい)するように努めなければならない。
第5章公民館には、第20条目的として 公民館は、市町村その一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操(じょうそう)の鈍化(じゅんか)を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とするとあります。
延床面積が変わらない長寿命化改修でこの目的が果たせるのでしょうか。
お聞きしますが、市民文化ーセンターを新築した場合の費用はどれぐらいを見込んでいるのかお尋ねいたします。
約22億円程度を見込んでいる
約22億円と言われました。
10億円以上かけて15年間使えるようにする。
柏原市の将来を見据える上で正しい選択でしょうか。
私は、今回の公共施設再編整備計画にあるオアシスを解体をせずに、老人福祉センター「やすらぎの園」の機能も合わせた、市民文化センターの新築を提案します。
やすらぎの解体費用は約2億円です。
そうすると概算事業費は約15億円になります。
市民文化センターの新築には、国の補助金もつきます。オアススを解体するいう整備計画をやめ、その分の15億円の予算を利用し、今後、生涯学習の拠点となる図書館、公民館、そしてやすらぎの園の機能を併せ持つ、のべ床面積も冷やした市民文化センターを新築することを提案します。
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