個人質問無事?終了
本日(21日・火)は、2016年柏原市議会第2回定例会での個人質問日でした。
理事者(教育長と市長)の答弁が長くなってしまったので後半は、あわてんぼバージョンになってしまいました。
しっかりとそのこともよんでおく必要がありました。反省と教訓・・・・・。
用意していました、原稿をアップします。ただ、その場の雰囲気で原稿通り進んでいない時もあります。
柏原市議会 平成28年第2回定例会 6月21日橋本満夫議員 (クリック)
申し訳ありませんが答弁はありません。
壇上に登壇しての発言
11番議員、日本共産党柏原市会議員団の橋本満夫でございます。私は、平成28年度第2回定例会におきまして、市政一般について個人質問をさせていただきます。最後までのご協力をお願い申し上げます。
さて、国政では、7月に参議院選挙が行われます。柏原市民のみなさんの暮らしや生活に大きく関わる重要な選挙です。日本共産党は、5月31日国会において安倍自公政権に対し安倍内閣不信任決議案に対する賛成の討論を行いました。野党の中では、おおさか維新の会は、反対をし、自公政権を支える野党ぶりが明らかになりました。日本共産党は、不信任の理由として、安倍政権が、国民多数の民意にそむいて、5つの大罪を起こしてきたことを厳しく指摘しました。
第1の大罪は、憲法違反の安保法制つまり戦争法を強行し、憲法を守らなければいけない立憲主義を根底から破壊したことです。
第2の大罪は、「アベノミクス」が破綻、日本経済と国民生活を危機におとし、しめたことです。
第3の大罪は、「国会決議」すら無視したTPP協定の強行を図ろとしていることです。
第4の大罪は、原発事故が収束しないもとで、原発再稼働と原発輸出への暴走です。
第5の大罪は、沖縄県民の意思を無視した新基地建設の押し付けです。
現在、安倍政権の暴走に対して、戦後かってない新しい市民運動が取り組まれています。日本共産党は、憲法の平和主義、立憲主義、民主主義を貫く新しい政治を築くために全力をつくすことを表明し、質問に入ります。
一般質問
整理番号50
教育 柏原中学校の耐震化と小中一貫教育については、柏原中学校区の小中一体型校舎計画を断念し、柏原中学校の耐震化を1年遅れで、進めることにした経緯についてお尋ねいたします。そして、小中一貫教育については、小学校・中学校の関係で何を大切に取り組んでいるのかについてお尋ねいたします。以降の再質問、および質問は、質問席に戻り行います。ご答弁をお願いいたします。 ご清聴ありがとうございます。
答弁
「柏原中学校の耐震化は、熊本地震が起こったので、先ずは、生徒の安全性の確保を最優先にするためおこなう。」という答弁でした。
お聞きします、もし、熊本地震が発生しなかったら、小中一体型の計画は進めていたのですかお尋ねいたします。
答弁
教育長にお聞きしますが、地震について改めて教育委員会において協議した結果の判断と答弁がありましたが、いつの教育委員会議で議論がされたのかをお尋ねいたします。
答弁(関係ないことをたくさん答弁され長かった・・・・・)
私は、今年に入り、毎月の教育委員会会議を傍聴させていただきました。確かに3月25日の第3回の定例会議では、議案としてあがり、議案第5号 柏原中学校区学校施設統合整備基本構想および基本計画が審議され、原案どうり決定されています。
審議の中で、完成が8年後というような意見もあり、教育長は「中学校は耐震補強をせずにするので、出来るだけ早く対応したい」と言われ、委員さんからは、「委員会としては、子供たちの教育なので、できるだけ早く良い環境を与えてあげることが大事」などの意見が出て、早く一体型の計画を進めるべきであると意見が出され、委員全員の異議なしで決定されました。4月の定例会では案件にも上がらず、その後、5月17日の総合教育会議で、委員会としては、耐震化すると方針が180度かわりました。
毎月の教育委員会会議を傍聴していた私には、理解できません。いったい教育委員会議って何なんですか。この問題は、大変重要なことであると考えます。しっかりと議論する必要がありますので総務文教委員会でお聞きします。
この耐震化問題について、日本共産党は、先ずは、子どもの命と安全を最優先に考えるべきであると、昨年6月議会に、柏原中学校の耐震化予算を削除してきた時も反対し討論しました。
そして、今年の3月の予算議会でも、無駄な税金の予算を必要な予算に組み替える動議も提出しました。熊本地震が起こる前のことです。追加する予算として、柏原中学校校舎耐震化・改修工事設計業務委託料(市単費)2600万円を計上しました。
残念ながら、日本共産党以外の議員の反対でとおりませんでした。1年間も耐震化が遅れた問題や老朽化の問題、そして、昨年3月議会で当初上程された2600万円から今回の900万に減額された、耐震化工事設計業務委託料の問題もありますので続きは委員会でいたします。
次に小中一貫教育です。今年、5月に総務文教委員会で静岡県浜松市に小中一貫教育の視察に行ってまいりました。
中学校区ごとに「中学校を卒業する時にこのような子供であって欲しい」という「目指す子供の姿」を明確にし、その姿を小学校、中学校、家庭、地域が共有して一貫性のある指導をしていくとありました。48の中学校がありますが、すべての「中学校区で目指す子どもの姿」があります。資料1をご覧ください。
東部中は「自らの夢や目標に挑戦し続ける子ども
優しさを持ち、かけがえのない命を大切にすることが出来る。文武両道を通して、夢や希望に向かって進んでやり抜くことができる。
2、西部中は、できて当たり前の5項目を身につけた生徒 1、挨拶が自分から出来る2、呼ばれたよい返事が出来る 3、時間を守って生活ができる 4、正しい服装ができる 5、人の気持ちを分かることができる。
- 南部中は、思いやりをもち、決まりを守る子
と48ある中学校の一例を挙げました。それぞれの小中一貫教育を取り組んでいる中学校単位で目指す子どもの姿の目標があります。
浜松市の小中一貫教育についての考え方は、「教育は人づくり」ととらえている。しかし、最近の社会の状況や子供たちの様子から、規範意識、思いやり、生命の尊重、自尊感情と言った「人」としての大切な部分が薄れていくことを心配する声が聞かれ、子供たちの「心の耕し」が急務になっている。
子供たちを「夢と希望を持って学び続ける市民」へと成長させていくためには、発達段階に適した指導を積み重ねていくことが不可欠である。「小学校では」「中学校では」という学校側からの視点ではなく、「個々の子供たちの成長のためにどうするのか」という子どもの側に立った視点で教育をして行く必要がある。
とあり、先ほどの中学校区ごとに「中学校を卒業する時にこのような子供であって欲しい」という「目指す子供の姿」を明確にし、その姿を小学校、中学校、家庭、地域が共有して一貫性のある指導をされているんです。
それでは柏原市ではどうなっているのか。私は北中校区なので堅下北中学校区には堅下小学校と堅下北小学校がありますが、目指す子供像として3つあります。1、確かな学力を持つ子供。 2、豊かな心を持つ子供。3、豊かな社会性を持つ子供です。残念ながら、保護者も地域もこんな目指す子供像を掲げていることはしりません。
柏原市では、すべての中学校区の目指す子供像には、「学ぶ子」「確かな学力」「学習」などの言葉が入っています。浜松市と柏原市の違いは何でしょうか。私にはわかりません。教育長。教育監にはお分かりと思います。
果たして柏原市内のお父さんやお母さんなどの保護者の方は、どんな子供に育って欲しいと思われいるのでしょうか。先ほどのご答弁でも、「教育委員会としては、確かな学力と豊かな心を育むことができる環境づくりを一番に考え」とありましたが、確かな学力とは具体的には何を持ってはかるのですか。
柏原市教育振興基本計画を平成26年3月に教育委員会が出されています。その中には、市内の小学校10校、中学校6校の保護者に対して、色々な角度からアンケートをとり、結果が報告されています。資料2をご覧ください。
「育って欲しい子ども像の項目選択の割合」です。1番多かったのが、「思いやりや優しさを持った子ども」70%、2番目が「最後まであきらめずに努力する子ども」57%です。「英語の話せる子ども」8%。「学力の高い子ども」8%というのが結果です。注目すべきことはここです。
私が、この間、教育委員会会議を傍聴させていただき明らかになったことは、確かな学力を身に付けるとは、ストレートに言えば、全国学力テストの点数を上げることです。「学力の高い子どもを増やす」「英語の話せる子どもを増やす」ということになるのではないでしょうか。
その現れが、今回出された「かしわらっこはぐくみプラン(第1期柏原市学力向上3ヵ年計画、平成28年から30年)に目標に「すべての子供たちに確かな学力を」とあり、学校、家庭、地域が連携した取り組みの推進とあります。
私は浜松市の教育に対する考え方に感銘を覚えました。今、柏原市では、不登校の児童や生徒が増えています。その子供たちは、中学校を卒業してからも苦しんでいるんですよ。この現実をしっかりと受け止めてください。柏原市教育委員会の課題です。
次に参ります、整理番号51 都市整備 近鉄法善寺駅・堅下駅の一時、駅員無人化とエレベーター設置については、始発から9時30分までと5時30分以降、終電までの時間帯に駅員が不在になっていることについて、柏原市の近鉄に対しての対応と考えについてお尋ねするのと、2年前の6月議会でも、昨年の6月議会でも要望しましたが、エレベーター設置に対しての進捗状況についてお尋ねいたします。
答弁
一時駅員無人の問題です。資料3をご覧ください。
大阪民主新報の記事からです。大阪府内の関西大手私鉄6社が管理する大阪府内320駅の駅員配置の実態です。近鉄です。大阪府内には61駅あり、終日無人駅は3駅。このうち1駅は柏原南口駅です。一時無人駅は5駅あります。このなかに法善寺駅と堅下駅があります。
日本共産党近畿国会議員団事務所は、今年近畿運輸局と無人駅の解消と駅の安全性・利便性の向上のため懇談を致しました。
国会で駅の無人化問題に対しての質問に、国土交通省は、「安全確保が大前提」「サービス水準を可能な限り維持することが必要である」と答弁しています。このことから、近畿運輸局は、地元の声に耳を傾け、利用者などの理解を求めることが重要であるとして、近鉄に対し、十分に指導すると約束をしました。
また、今年2月24日には、日本共産党近畿国会議員団事務所として、近鉄との交渉を行い私も参加して意見してまいりました。近鉄の考えは、「通勤通学時間帯は、定期利用者が多いので機械対応が出来るが、他の時間帯は、なれない乗客が多い時間帯なので、駅員を配置している。観光、学生の受験等、個別の事情もあるので、要望があれば自治体と協議して検討していく考えはある」と言われています。
市長にお聞きします、2月には、法善寺駅構内で夜に不幸な出来事が起こりました。この春にも堅下駅構内で駅員の不在のときに起こりました。法善寺駅・堅下駅の駅員無人の問題、市長としてどのようにお考えでしょうか。お尋ねいたします。
答弁(これまた、エレベターのことも言い出し長くなりました)
八尾翠翔高校のホームページには、最寄駅は法善寺駅になっています。この高校には、自立支援コースもあり障がいある生徒さんも通学されています。特に柏原病院に電車で通院される方の最寄駅が法善寺駅です。診察券を早く出すため、7時過ぎには病院に行かれる方も少なくはありません。堅下駅は観光ぶどう狩りの最寄駅です。
特に5時30分以降駅員不在は、乗客、市民の利便性や安全面、また地下通路など治安の問題もあり、あまりにも問題が多すぎます。先程も述べましたが、近鉄は、観光、学生の受験等、個別の事情もあるので、要望があれば自治体と協議して検討していくとも言われています。柏原市として、近鉄を動かしてください。我々日本共産党も国会議員団と連携をとり、改善を求めてまいります。
次に駅員さんも不在の中での地下改札の法善寺駅・堅下駅のエレベーター設置の問題です。ご答弁では、平成29年から30年にかけて基本構想をつくり、近鉄と協議しエレベーターを設置するとありました。平成26年、27年の6月議会でこの問題を取り上げてきました。やっと見通しが見えてきたようです。先ほど申し上げた、2月におこなった近鉄との交渉では、近鉄側は、早く設置したい考えがあることがわかりました。柏原市の姿勢が問われています。早急にエレベーターを設置することを求めます。
最後に整理番号52
恩智川多目的遊水地事業と市民スポーツ広場設置事業については、遊水地事業の完成年度とその後の上面計画と、昨年6月議会でも要望しました、通学路でもあるため、仮、歩道の設置を求めてまいりましたが、進捗状況についてお尋ねいたします、また、今年の3月議会でも、指摘しましたが、市民スポーツ広場にご高齢の方から幼児までくつろげる公園スペースを設置することや、子供たちが自由に遊べる広場を設置する市の考え方についてお尋ねいたします。
答弁
大体、遊水地事業の完成は、8年後ぐらい。上面は、まだ未定、仮歩道は、来年の夏ぐらいにはできるという答弁でした。仮歩道は、交通量が多い中での通学路です。できるだけ早く完成するよう大阪府に働きかけてください。資料4(写真)をご覧ください。
大阪府のホームページで完成イメージの写真です。完成形のイメージは素晴らしいものです。
芝生になっているところがAゾーンです。広場になっているところが、後にも触れますが、Bゾーンで、今後30年間、遊水地事業を行わない土地です。
次に、Bゾーンです。市民スポーツ広場にご高齢の方から幼児までくつろげる公園スペースを設置することや、子供たちが自由に遊べる広場を設置する市の考え方は、全くしない答弁でした。「憩いの場に必要な樹木は許可されていない。」とも言われましたね。
資料5をご覧ください。
旧の池島高校の近くの福万寺の遊水地です。部長にお聞きします。真ん中にあるものは、なんですか。お尋ねします。
答弁(木でございます)
確かに河川法などの縛りもありますが、大阪府との協議次第で色々な工夫はできます。特に、今回のBゾーンに整備される広場は、大阪府が今後30年間遊水地事業を行わない土地ですよ。川の水は浸水しない土地です。
今までの議会での答弁はなんだったんですか。
今から5年前の平成23年の6月議会で、私の文化財調査に支障のない一部を市民に開放し、子供たちが自由に遊べる空間に利用できないのか、の質問に対し、当時の北村政策推進部長の答弁は、市の上面利用は、市民の皆様や議会にもお諮りしながら検討する。と言われました。そして、1年前の平成27年6月議会で、同じ質問に対し、当時の松井政策推進部長が「イメージとしては、市民グラウンドやスポーツ広場として、活用することについて、検討している、今後は、上面利用の案もう1度言います上面利用の案をできるだけ早期にまとめ、市議会並びに市民の皆様にお示しをしてまいりたい」と答弁されています。案といわれましたよ。
そして、私の再質問では、当時の馬場副市長が「パブリックコメント等によりまして、市民の皆様のご意見を伺いながら、整備していきたいと答弁されました。
今回のアンケートは一体なんですか。資料6をご覧ください。このアンケートが回覧板で回ってきました。解答するには、市のホームページからダウンロードしなければなりません。声を聞く気があったとは思えません。
施設の概要として、140メートル×100メートルのメイングラウンド(軟式野球、サッカー、グラウンドゴルフ等)と50メートル×40メートルのサブグラウンド(フットサル)、駐車場約50台、利用時間午前9時から午後5時
解答用紙では、
- この施設を利用したい、利用しないを尋ね
- 利用種目 軟式野球、サッカー、グラウンドゴルフなど利用する種目を尋ね
3、記載している以外のスポーツ種目等のご意見がございましたら、ご記入ください。とあります。
私はこのアンケートの意味がわかりません。もう、施設のあり方が決定いますやん。
予約制で有料ともお聞きしています。昨年完成した、東大阪市にある同じスポーツグラウンドでは、使用する場合は、教育委員会の許可が必要で、平日は利用する方がほとんどない」と管理人さんが言われていました。今回も進め方に問題があります。何回言わせるんですか。お聞かせください。柏原市まちづくり基本条例です。市民参加の対象である、第11条の3には何が明記されていますか。おたずねいたします。
(この質問はできませんでした。)
( 施設の設置に係る基本計画等の策定、その利用や運営に関する方針の策定)(この条例の位置づけを定めた、第3条には、この条例は、まちづくりの基本となるものであり、市民及び、市の機関は、この条例に定める事項を最大限に尊重しなければならない。とあります。基本原則の第5条には、市民及び市の機関は、対等の立場にたち、協同してまちづくりを推進すること。が明記されています。)
今回の進め方は、条例に反します。私は、この間、スポーツ広場に隣接する、地域の方にご意見をお聞きしたところ、「ご高齢の方から幼児までくつろげる公園スペースを設置することや、子供たちが自由に遊べる広場が欲しい」という声をたくさん聞いています。副市長にお聞きします、アンケートの結果をうけ、住民説明会など、地域住民の声を聞くお考えはありませんか。お尋ねします。
答弁(市民の利便性・有効性を考えていきたい?)
特に、隣接する法善寺や山ノ井の地域の住民の意見を聞いてください。そして、子供たちの声を聞いてください。
以上で個人質問を終わります。
ご清聴ありがとうございました。