後期高齢者保険会計の反対討論(8名)
28日(月)は、スリーマイルの日。
しんぶん赤旗の配達を行いました。
風が吹き、ひんやりしていました。
久しぶりの休養日。
頭の疲れをとる為、のんびりしました。
明日からは、議会モードから党議員活動に切り替えます。
本会議最後に行った反対討論です。
日本共産党柏原市会議員団の橋本みつおでございます。
私は、議案第5号 令和4年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算について反対の立場で討論を行います。
1つ目の理由は、委員会審議で明らかになりましたが、令和4年度の75歳以上の方の後期高齢者医療保険料は、みなさんが値上げになります。
例えば、最低の保険料である月額年金収入12万5千円以下の方では、105円の値上がりで年間16338円になります。
年金が月額20万円の方の保険料は、5570円の値上がりで151205円になります。
2つ目の理由として、今年の10月から国の制度により、一定以上の所得の方は、1割負担から2割負担と2倍の医療費負担になります。
柏原市では、5人に1人の約2000人の方の医療費の負担が2倍になってしまいます。
75歳以上の高齢者は、最も病気にかかりやすく、治療にも時間がかかる世代です。
現行の原則1割負担のもとで平均で年間約8万円の窓口負担をしています。
これは、74歳以下の窓口負担の平均額の2倍です。
政府は、2割負担の導入は、「現役世代の負担上昇を抑える」ために高齢者に「能力に応じた負担をしていただく」と言います。
ところが今回の2割負担の導入によって軽減される現役労働者の保険料負担額は1人当たり年間350円で1か月では30円です。
2割負担をする政府の最大の理由は、国の社会保障費の削減です。
2割負担導入で最も減るのは年間980億円の削減となる公費です。
中でも、6分の4を担う国が1番負担を減らす計画になっています。
後期高齢者医療制度の前身である老人保健制度が出来た1983年、老人医療費に占める国庫負担割合は、約半分に近い45%でした。
それが後期高齢者医療保険制度になり、2020年度では、国庫負担割合は、33%にまで減っています。
年金が減らされ、高い介護保険料を払いそのうえ75歳以上の高齢者の保険料や医療費の新たな負担増は認められません。
政府は後期高齢者医療制度への国の予算を増額して、高齢者が安心して医療にかかれるようにすべきであることを申し上げて反対討論といたします。
ご清聴ありがとうございました。
採決の結果。反対は、共産党の2名。
賛成は、自民党・維新の会・公明党など13名。
賛成多数で可決されました。