日本共産党柏原市会議員 橋本みつおのブログです。

介護保険料の差押えー差押え率NO1(質問④)

本日(16日・日)は、奈良県吉野で行われた告別式に両親と3人で参列してきました。

悲しい別れでした。

 

天理教では、「人間の体は、魂の仮住まいの場として、親神様が貸してくださったもの」という考え方です。

告別式、火葬場、十日祭での玉串奉献の、4拍手(音を鳴らさない)・拝礼・4拍手(音を鳴らさない)も初めての経験でした。

 

魂は再び、新しい体で生まれ変わりこの世に生まれれてくるという教えです。

昨晩は、吐く息が白くなる冷え込みでしたが、昼間は暖かなお天気でした。

 

 

先日の個人質問内容を投稿します。

「介護保険料の差押え」です。

 

掲載している文書は、発言原稿で、言い回し等も含め変更もしています。

そして、答弁も簡略化しています。

 

整理番号4 介護保険料の差押えです。

2016年度は、3件であった差押えが、おおさか維新の会冨宅市長になり、2017年度は66件となり、近隣3市(八尾・藤井寺・羽曳野)が0件の中、大阪府下43市町村の中で差押え率がNO1になった理由についてお尋ねいたします。

 

 公平性を保つため、滞納処分を行っています。件数の多い、少ない歯特に意識はしていない。

担当部署が、手間を惜しまず、職責を全うすることに専念した結果であり、介護保険の健全経営に向けた収納率向上につながるものと評価している 

 

全く驚く答弁でございます。

「職責を全うすることに専念した結果であり、収納率向上につながるものと評価している。」

今のご答弁を議会を傍聴していただいている市民の皆さんをはじめ、リアルタイムでユーチューブでご覧になられている市民の皆さんは、どう考えますか。

 

そして、録画配信されますので、全国の皆さんもご覧になられるでしょう。

きっと、介護保険を担当している全国の自治体の職員さんから注目を浴びる答弁内容でした。

 

ここでお聞きしますが、数字の間違えかもしれませんので、今年度まだ12月ですが、介護保険料の差押え件数をお尋ねします。

( 44件 )

 

どうも同じぐらいのペースで、今年度もきっと大阪府下で差押え率NO1になるでしょう。

 

先ほどの国保料の差し押さえでも感じましたが、各自治体の市政運営の考え方の問題ではないでしょうか。

つまり、首長すなわち、市長です。

 

ここで、市長にお聞きしますが、冨宅市長は、八尾市役所で12年間公務員としての経験もお持ちです。

介護保険料、大阪府下で差押え率NO1であることをどう考えますか、お尋ねいたします。

 

( 職務に全うしている・・・ )

 

冨宅市長は、大阪維新の会に所属されています。

 

10年前に橋下徹氏が立ち上げました。

おん党の政治方針は、日本再生のためのグーレートリッセット と題した、「維新8策」にまとめられています。

 

3の公務員制度改革では、理念として、「公務員を身分から職業へ」とし、基本方針として、「公務員の強固な身分保障の廃止」があります。

 

5の社会保障制度改革には、理念として、「世代間・世代内不公平の解消」とあり、公平性を押し出し、差押えを推進する内容になっています。

 

だから、冨宅市長は、昨年の市長選挙での公約に(10)行財政改革の推進では、受益者負担の適正化があります。

益者負担を調べるとこのようにありました。

 

「行政が提供する全てのサービスに必要なコストは、住民の納める税等によって、住民全体でまかなっています。」とあり、

それを適正化するということは、滞納者から取り立てることを意味するのではないでしょうか。

 

2016年度厚生労働省調査によれば、介護保険料の滞納処分を実施した市町村は、31%です。

差押え数が過去最高になった原因は、「生活に余裕のない人の増加や保険料の上昇なども要因とみられる」とあります。

確かに昨年度の柏原市の介護保険料は大阪府下で3番目に高い保険料でした。

 

65歳以上の人の介護保険料は、年金から強制的に天引きされる「特別徴収」が約9割です。

一方、無年金や年金額が年間18万円以下、月にすれば、15000円以下の人は、「普通徴収」となり、保険料を納付書で支払います。

 

柏原市は、月額で15000円以下の年金しかない市民から66件も滞納処分をしました。

1件あたり、80700円を通帳などから差押えました。

 

冨宅市長の昨年、初めての市政運営方針には、適正な受益者負担を求めると書かれ、国民健康保険事業では、「保険料の収納率の向上に努める」とあります。

だから、先ほどの国民健康保険料の差押えが急激に増えたのではないでしょうか。

 

そして、市政運営方針の最後には、「職員の皆様には、経営感覚と改革を恐れない高い使命感を求めるとともに、頑張りと処遇が一致する信賞必罰(しんしょうひつばつ)の給与・人事制度を構築してまいります。」とあります。

 

信賞必罰とは、調べると「功績をあげた者には、相応のほうびを与え、失敗した者には、相応の罰を課すこと」とあります。

 

この冨宅市長の政治姿勢が先ほどの部長の答弁「介護保険の滞納処分は、職責に全うすることに専念した結果であり、評価している」というとんでもない答弁をさせているんではないですか。

 

大阪維新の会は、もう教職員を含むめ、公務員への攻撃はやめ、市民目線で市民に寄り添う政治をすべきです。